ムゼッティがトップシードのズベレフに逆転勝利で準決勝へ「かなり大きな勝利」 [ATPウィーン/テニス]
ムゼッティがトップシードのズベレフに逆転勝利で準決勝へ「かなり大きな勝利」 [ATPウィーン/テニス]
ATPツアー公式戦「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月21~27日/賞金総額262万6045ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第6シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に2-6 7-6(5) 6-4で逆転勝利をおさめてベスト4進出を決めた。 ~エルステ・バンク・オープンで4強入りを決めた第6シードのムゼッティ選手~ 2度サービスダウンを喫して第1セットを落としたムゼッティはタイブレークの末に第2セットを取り返し、ワンブレーク差で迎えた第3セット5-4からのサービスゲームをラブゲームでキープして2時間37分で今季3度目の対トップ10勝利をもぎ取った。 2021年大会チャンピオンのズベレフは第2セット5-5からのレシーブゲームで0-40のチャンスをものにすることができず、もつれ込んだタイブレークでも3-0から挽回されて最終セットに持ち込まれていた。 8月のパリ五輪準々決勝でも7-5 7-5で勝っていたムゼッティは、ズベレフとの直接対決で2勝1敗と勝ち越した。 「計画通りに試合をスタートできなかった。フォアハンドとバックハンドのバリエーションに関して丁度いいバランスを見つけるのに苦労した。でも僕は第2セットで彼(ズベレフ)が挽回してきたときも踏み止まり、5-5から多くのブレークポイントをセーブした。間違いなく僕にとって大きな意味を持つ試合だ」とムゼッティは試合を振り返った。 「これはかなり大きな勝利だ。サーシャ(ズベレフ)はここのコートとコンディションがプレーするのが大好きだからね。だけど僕も1回戦を戦って調子がいいと感じていたから、今日はそれを証明できたと思う」 ムゼッティは次のラウンドで、トマーシュ・マハーチュ(チェコ)を6-3 3-6 6-1で破って勝ち上がった第7シードのジャック・ドレイパー(イギリス)と対戦する。 もうひとつの準決勝は、アレックス・デミノー(オーストラリア)とカレン・ハチャノフ(ロシア)の顔合わせとなった。第2シードのデミノーが予選勝者のヤクブ・メンシク(チェコ)に6-7(2) 6-3 6-4で逆転勝利をおさめ、ハチャノフはマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-1 6-4で退けた。
テニスマガジン編集部
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