マカオのカジノ併設ホテルで強盗・監禁事件発生…約1時間後に容疑者逮捕
マカオ司法警察局は10月18日、前日(17日)夜にマカオ半島新口岸地区にあるカジノ併設ホテルの客室で強盗・監禁事件が発生し、通報から約1時間後に容疑者として20代の中国人(中国本土居民)の男を逮捕したと発表。 17日午後8時半頃、ホテル側から女性1人が客室で強盗被害に遭ったとの通報が寄せられ、捜査に着手。女性は同日午後6時頃、このホテルに併設するカジノ施設内で知り合った男から人民元と香港ドル建てのゲーミング(カジノ)チップの両替を持ちかけられ、男の宿泊する客室を訪れたが、男が振込手続きに成功しないまま時間が経過し、午後7時50分頃に客室を出ようとした際、男から突然押し倒され、充電ケーブルや靴紐で縛られ監禁状態となり、男に所持していた現金21万香港ドル(日本円換算:約404万円)分のカジノチップを奪われたとのこと。男がゲーミングチップを持って客室を出た後、女性は自ら束縛を解いて脱出し、ホテルの警備員に助けを求めたという。 通報を受けてから約1時間後、ホテル併設カジノ内で容疑者の男を発見し、逮捕に成功。この際、男は23.9万香港ドル(約460万円)と500マカオパタカ(約9300円)の現金を所持していた。その後の調べで、男は強盗したチップを使ってカジノゲームをプレイし、13万香港ドルを獲得。このうち10万香港ドル(約192万円)について、第三者へ保管を依頼していたことが判明したため、この人物を探し出し、全額の奪還に至ったとのこと。 同局では、捜査で得られた情報を元に、男を強盗・他人の行動の自由剥奪(監禁)の罪で検察院送致するとした。