「私たちもできることある」 常盤貴子さんと仲間由紀恵さん 珠洲訪問、支援継続に決意
俳優の常盤貴子さんと仲間由紀恵さんが9日、珠洲市役所を訪れた。能登半島地震からの復興に向けて、常盤さんは「私たちでもできることがある」と支援継続の決意を泉谷満寿裕市長に伝えた。 北國新聞朝刊でエッセー「月がきれいですね」を連載する常盤さんは、2015年放送のNHK連続テレビ小説「まれ」のロケを機に多くの住民と交流しており、何度も被災地に入った。地震発生後には俳優仲間とともに、昨年秋の奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)で常盤さんが主演した朗読劇の劇中歌を歌う動画に2人で出演した。 常盤さんは「朗読劇があったから珠洲の皆さんと近くなれた。あれがなかったら、ここまで入り込む勇気もなかった」と語り、「まれ」のロケ場所だった同市仁江町の復旧状況などを泉谷市長に尋ねた。 芸術祭関係者と常盤さんらが作った被災地支援のチャリティーTシャツを着た仲間さんは、17年の芸術祭で常盤さんと全作品を一緒に鑑賞した思い出を語った。 ●応援は安心材料 泉谷市長は「市民が不安を抱えている中で応援していただくのは、すごい安心材料。『どんどん来てほしい』と発信してもらえてありがたい」と話した。