大阪港・陸揚げされたコンテナでヒアリの働きアリ20匹発見
環境省、大阪市は29日、大阪港に入港した船から陸揚げされたコンテナから特定外来生物であるヒアリ約20匹が確認されたと発表した。 【拡大写真付き】今年5月、大阪の民家でヒアリの死がい発見 家電製品の箱から女王アリ
15日に中国広東省・深セン市出港のコンテナ船で運ばれてきた
発表によると、27日に大阪港へ入港したコンテナ船から陸揚げされたコンテナの外でヒアリの働きアリ約20匹が確認されたという。女王アリは発見されていない。 このコンテナは、今月15日に中国の蛇口港(広東省・深セン市)から出港した船に積まれ、27日に大阪港へ入港。大阪港内で陸揚げする際、事業者がコンテナの外、上面で発見したという。同時に環境省近畿地方環境事務所に通報し、コンテナを隔離して殺虫処分が行われた。 28日に専門家によってヒアリであることが確認され、同環境事務所職員がコンテナの周辺に、殺虫餌と粘着トラップを設置。今回ヒアリが発見されたコンテナや、その周辺に置かれていたコンテナについて、荷主の立ち会いのもと、内部にヒアリがいないかどうか確認を行うなど、調査を進めている。 同省によると、昨年6月の国内初確認以降、国内でのヒアリの確認事例は29日現在で14都道府県、計37事例となった。同省はヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見したりした場合は、ヒアリ相談ダイアル(電 0570-046-110)を利用するよう呼びかけている。