京都府警中京署

　京都市中京区の堀川通で5月、対向車線を逆走したタクシーが車に次々と衝突した事故で、京都府警中京署が、自動車運転処罰法違反（過失傷害）の疑いで、タクシーを運転していた男性（73）を書類送検する方針を固めたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。 【写真】逆走して大破したタクシー 　捜査関係者によると、男性は5月23日午前7時40分ごろ、堀川通の北行き車線を逆走して御池通との交差点に進入し、対向の乗用車3台に次々と衝突。計6台が絡む事故を起こし、乗用車を運転していた宇治市の50代男性の両脚を骨折させるなど、3人に重軽傷を負わせた疑いが持たれている。 　男性も首を骨折して入院し、同署は回復を待って事情を聴いていた。捜査関係者の説明では、調べに対し「事故のことを覚えていない」と供述しているという。同署などは、男性が勤務していた事業所を家宅捜索したが、労務管理などに問題はなかったとみられる。