オホーツク海に真っ白な帯 流氷接近、観光船の運航始まる
いてつくオホーツク海にのびる真っ白な帯―。ロシア・シベリアの河口付近で生まれた流氷が北海道沿岸部に接近している。17日には紋別市沖の約20キロまで近づいており、北風が吹けば、18日にも陸地から肉眼で観測できる「流氷初日」を迎える可能性もある。 紋別市の沖合で大きなドリルで流氷を砕きながら進む観光船「ガリンコ号」の運航も始まったが、17日は流氷帯まで約2キロのところで時間の都合で引き返すことに。ところどころに漂う「はぐれ氷」が見えただけだったが、マレーシアからの旅行者ラッセル・ティンさん(37)は「冬の海が見られて良かった。次のチャンスを楽しみにしたい」と笑みを浮かべていた。