全国各地で開催のパンイベントを突然中止、ローカルズオンリー(広島)が破産開始決定
(株)ローカルズオンリー(TDB企業コード:652006035、資本金100万円、広島県呉市中通2-1-18、代表下野隆司氏)は、6月5日に広島地裁呉支部より破産手続き開始決定を受けた。 破産管財人には、上椙裕章弁護士(弁護士法人あすか呉事務所、広島県呉市中央1-4-24、電話0823-36-6380)が選任されている。債権届け出期間は8月30日までで、財産状況報告集会期日は10月3日午前10時。 当社は、2007年(平成19年)1月創業、2012年(平成24年)4月に法人改組されたメンズセレクトショップなどの運営業者。セレクトショップ「Local’s only」「CITY LIGHTS」の2店舗を運営し、女性向け衣料品、雑貨、アクセサリーなども扱い、2019年2月期には年売上高約1億9800万円を計上していた。 その後、店舗を「CITY LIGHTS」に集約して運営する一方で、うどん店などの飲食事業も開始していたが、コロナ禍で業況が急激に悪化し、2022年2月期の年売上高は約1億円にダウン、採算性も低迷していた。過少資本もあって厳しい資金繰りが続くなか、全国各地で展開していたパンを主体にフード、雑貨などを扱うイベント「パンタスティック!!JAPAPAPAPAN TOUR 2024SS」が人気となり、広島市内でも5月17日~26日にかけて大型商業施設にて開催していたが、社内統制が行き届かず運営体制が不安定化し、イベント期間途中の5月23日に突然、事業を停止して注目が集まっていた。 負債は申請時点で、債権者約185名に対し約2億100万円。