ノキア、光通信機器の米インフィネラ買収で合意-企業評価23億ドル
(ブルームバーグ): フィンランドのノキアは、光通信機器メーカーの米インフィネラを買収することで合意した。インフィネラの企業価値は債務を含めて23億ドル(約3700億円)と評価する。
27日の発表資料によると、買収は現金と株式を通じて行う。インフィネラ株を1株6.65ドルと評価し、過去180日平均に対して37%のプレミアムとなる。
買収額の少なくとも70%は現金で支払われ、残りはノキアの米国預託株式(ADS)で構成されるという。
インフィネラの株価は過去1年間で15%上昇し、時価総額は約12億ドル。27日の通常取引終値は5.26ドルで、通常取引終了後の時間外取引では一時25%急伸した。
インフィネラのウェブサイトによると、同社は携帯電話事業者やインターネットコンテンツ・プロバイダー、政府などにネットワーク用ハードウエアとソフトウエアを提供している。
ブルームバーグの集計データによると、今回の買収はノキアにとって、2016年に完了した106億ユーロ(現在のレートで約1兆8000億円)規模の仏アルカテル・ルーセント買収以来最大のディールとなる。
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原題:Nokia to Buy Networking Company Infinera in $2.3 Billion Deal(抜粋)
--取材協力:Jillian Deutsch.
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Liana Baker, Ryan Gould, Michelle F Davis, Dinesh Nair