移籍を考えるべき? 出場機会に飢える外国人Jリーガー(10)なぜ獲った…。2年間でJ1出場0、3番手以下のベテラン
2月に開幕した明治安田生命J1リーグも第17節までを消化し、シーズン後半に差し掛かっている。期待通りの活躍を見せる選手がいる一方で、高い能力を有していてもクラブの事情などで出場機会が与えられない外国人がいる。今回は今季のJリーグで出場機会が得られていない外国人選手を紹介する。(成績は『transfermarkt』を参照)
GK:ヴァルネル・ハーン(スリナム代表) 生年月日:1992年6月15日 所属クラブ:京都サンガF.C. 今季リーグ戦成績:出場なし 京都サンガF.C.に所属しているGKヴァルネル・ハーンは、U-21オランダ代表にも選出されたことのある実力者だ。同選手はフェイエノールトやアンデルレヒトなど欧州の複数クラブに在籍しており、2021年にはスリナム代表デビューを果たしている。 2022年に所属していたスウェーデンのIFKヨーテボリでリーグ戦26試合に出場。そこでの活躍が認められ、2023年から京都に加入した。加入初年度は若原智哉や太田岳志などライバルが試合に多く出場し、カップ戦2試合のみの出場に終わった。しかし、シーズンオフに若原がV・ファーレン長崎にレンタル移籍したため、次こそは守護神争いに割って入るかと思われた。 その中で、京都は元韓国代表GKク・ソンユンを獲得。ハーンはまたも控えGKへ回ることとなった。正守護神の加入で戦力として計算するのが難しくなったのか、ハーンは第10節ヴィッセル神戸戦からベンチ外の日々が続いており、4月に行われたカップ戦を最後に出場が途絶えている。スリナムでの代表活動もある同選手にとっては、出場機会は喉から手が出るほど欲しいものだろう。
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