[MOM4894]日体大柏GK早川ウワブライト(3年)_水戸内定GKがPK戦で2本ストップ。“高校選抜GK対決”を制す
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [11.3 選手権千葉県予選準決勝 市立船橋高 1-1(PK1-3)日体大柏高 柏の葉] 【写真】影山優佳さんが撮影した内田篤人氏が「神々しい」「全員惚れてまう」と絶賛の嵐 U-17日本高校選抜守護神同士の勝負を制した。日体大柏高の水戸内定GK早川ウワブライト(3年=FC湘南ジュニアユース出身)はPK戦直前、市立船橋高GKギマラエス・ニコラス(3年)と会話。2人は今春、U-17日本高校選抜の守護神の座を争うライバルだった。 「『高校選抜一緒にやってここでまた出会えたけど、ここ勝ち切るよ』、みたいな感じの言葉を言って、プレッシャーを与えていました」と早川。だが、ギマラエスが先攻・日体大柏2人目のシュートを止め、早川はプレッシャーを掛けられた。 それでも、「絶対次止めないとチームの士気もちょっと下がるかなと」という早川は直後の市立船橋2人目のシュートを左へ跳んでストップ。最も集中したという1本を止め切り、相手に傾きかけた流れを引き止めた。 すると、3人目、早川は相手のシュートを読み切って右へ跳躍。触ることはできなかったというが、ボールはクロスバーを叩いてゴールラインの外側に跳ね返った。そして4人目、早川はキッカーとの駆け引きを制して再びストップ。この瞬間、決勝進出が決まり、“高校選抜GK対決”でも勝利した。 U-17日本高校選抜の活動では当初、早川が1本目に出場。だが、活動を重ねるたびにギマラエスが評価を高め、先発するようになっていた。それだけに、「悔しいことが多くて。今日の市船戦は絶対、俺が止める」という思いでピッチへ。早川は後半終了間際にビッグセーブを見せ、ギマラエスも枠を捉えたFKをストップするなど、両守護神によるハイレベルな戦いが繰り広げられた。 結果、PK戦でより多く止めた早川が決勝へ。チームメートに感謝した守護神は、決勝(対流通経済大柏高)での勝利を誓った。「今、準決勝まだ勝っただけなので、去年は市船に決勝で負けてしまったので、この決勝勝つために全員で集中して次の試合でやっていきたいと思います。決勝では自分の身長を活かしたセービングだったり キックだったり、そういったところを見てもらって、そこで自分のキックが得点だったりで味方が決めて、自分が守り切って勝つっていうところは常に思っています」。プロ入りを控える注目守護神は、「全国出たら絶対自分が高校年代ナンバー1GKになれるっていう自信がある」。選手権で活躍し、高校ナンバー1GKという評価を勝ち取る。
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