雪が降って車の運転で注意することは?「意外に滑りやすいのは立体駐車場と側溝の蓋」ロードサービスのプロに聞いた
雪が降る状況の中で十分な注意が必要となるのが車の運転です。 「JAF=日本自動車連盟」が行った、踏み固められた雪道を車で走行する実験。ノーマルタイヤの場合、時速40キロで走行するとブレーキを踏んでから車が完全に止まるまでの距離は約30メートル。一方、スタッドレスタイヤの場合は約17メートルでした。 【写真を見る】雪が降って車の運転で注意することは?「意外に滑りやすいのは立体駐車場と側溝の蓋」ロードサービスのプロに聞いた さらに、路面が凍結した状態での実験ではノーマルタイヤの場合、ブレーキを踏んでから止まるまでの距離は何と105.4メートル。一方、スタッドレスタイヤの場合には78.5メートルでした。 (JAF 愛知支部 吉田英治さん) 「“冬タイヤ”スタッドレスタイヤの装着を、ぜひともお願いしたいです。履き替えができないのであれば、タイヤチェーンを必ず車に装備していただきたい」 ■街中でも意外なところに危険が… 雪道対策として人気が高まっている「布製のタイヤチェーン」について聞いてみると。 (JAF 愛知支部 吉田英治さん) 「金属製のチェーンに比べれば非常に簡単に取り付けることができるので、装備していただけるとうれしいです。テストでも十分効果を発揮していますし、十分耐えうるものだと思います」 また、雪の多い地域での高速道路や一般道路での備えについて聞きました。 (JAF 愛知支部 吉田英治さん) 「燃料を満タンにしていただく。スマートフォン・携帯電話もバッテリーを維持しないといけないので、車内での充電器もしくは(モバイル)バッテリーを持つ。マフラーが雪でふさがってしまうと最悪の場合、一酸化炭素中毒で亡くなる可能性も。必ず小まめに30分から1時間くらいたったらマフラーの雪をどける」 一方、街中で雪が降ったとき、意外なところに危険が潜んでいるといいいます。 (JAF 愛知支部 吉田英治さん) 「街の中でも、やはり身近な所で立体駐車場の出入口、そういう所に霜が降りただけでも結構滑りやすくなっています。そうするとパレットから逸脱したり柱にぶつかったり危険な状況になる。最悪の場合は出るときに、そのまま車が前進して突っ込んでしまうと」
このほか、街中でよく見かける側溝の金属製のふたもタイヤが滑りやすいため注意が必要です。
CBCテレビ