大谷翔平、ワールドシリーズ「逆に目指さない理由がない」【リーグ優勝後会見・一問一答】
◇20日(日本時間21日) リーグ優勝決定シリーズ第6戦 ドジャース10―5メッツ(ロサンゼルス) ◆大谷翔平の妻・真美子さん、ドジャースのリーグ優勝に歓喜【写真複数】 大谷翔平選手と山本由伸投手が所属するドジャースがメッツに勝ち、対戦成績を4勝2敗として4年ぶりのリーグ優勝を果たしてワールドシリーズ(WS)進出を決めた。「1番・指名打者」で出場した大谷は4打数2安打1打点1四球で、球団新記録となる単一シリーズ17出塁も達成した。試合後、会見した大谷は喜びを口にした。以下は一問一答。 ―ワールドシリーズでプレーすることが目的でアメリカに来たが 「まずはやっと来たなというか。ここまでも苦しい試合も多かったですし、全員でつかみとった、そういう素晴らしいゲームが多かったと思います」 ―プレーオフは楽しい、という話をしていた。頑張った分だけ喜びが大きいという言い方もあるが、何が楽しくさせる 「単純にここまでプレーできているというか、何回も言ってますけどこの10月までプレーできるというのは一握りのチーム、選手だと思うので、その時点で恵まれているなというか、本当に感謝というかプレーできていること自体に。結果は必ずついてくると思いますけど、よかった悪かった、出てくると思いますけど、やれているということ自体素晴らしいことだなと」 ―怖いことはない 「出た結果に対しては、それはもちろん受け止めればいいですし。それはそれで自分の今後の糧になると思うので、もちろんいい結果を望んでますし、そうなるように努力はしますけど、まずプレーするということ自体が大事だなと思います」 ―このようになるための契約内容も変えた。WSに出られてどう思う 「そうですね。ここを目指して試合をやってましたし、そうなるように望んでましたけど、楽に来られたわけではないので、全員が一生懸命自分のやることをやって、ここまで来られたので。あとは最後のシリーズでも、自分たちの野球を貫き通せば最高の1年になるんじゃないかなと思います」 ―ずっと夢見ていたワールドシリーズ。自身にとって目指す理由は 「逆に目指さない理由がないというか。このリーグでやっていれば誰でもそこを目指しているし、そうなるように1年間頑張ってきている。このリーグでプレーしている全員がそう思っているんじゃないかなと思う」 ―シャンパンはどんな味だった。葉巻は 「葉巻は試してないです。みんなで楽しくシャンパンをやったりもうれしいし、さっきも言いましたけど、いよいよ最後のステージに来たなという。そういう実感がしているところです」 ―トロフィーを掲げたが 「初めてのトロフィーなので持っていいよ、みたいな感じで。いい記念になったので、ワールドシリーズのチャンピオンのトロフィーも掲げられたら最高だなと思います」 ―第3戦まで走者なしで22打数無安打だったが、特別に試合へのアプローチを変えるとかは 「特別に変えたことはないですね。やることは、ずっと言っている通り変わらないので、自分のアプローチをしっかりとすれば、どんな状況でも、多少状況によって変えるところはありますけどアプローチ自体は変えるということはないので。スモールサンプルの中の偶然起きた数字じゃないかなと思っています」 ―トミー・エドマンがMVPを受賞したように誰でもMVPになる可能性を秘めている 「トミーは間違いなくMVPだと思ってますし、このシリーズだけじゃなくてシーズンの途中から来ましたけど本当に大きい仕事を、数字に残らないところも含めて、本当に素晴らしい選手だと思いますし、誰かが調子が悪い時に誰かがカバーするという、そういう試合も多かったので、そういう意味では素晴らしい試合が多かったと思います」 ―パドレスにはダルビッシュや松井、メッツには千賀。日本人対決が実現したのはレベルの高さを表している 「日本出身選手だけではなく、ラテン系の選手も数多く活躍していますし、そういういろんな国出身の選手たちのプレーは参考になる部分は多くある。レベルの高いところで日々学んでいる」 ―初回に先制されたが逆転した。前回抑えられたマナイアにどうアプローチした 「まあ、嫌な流れではありましたけど、前回も抑えられてますし素晴らしい投手で、なかなか自分の思い通りいくような打席が、チャンス自体が少ないんじゃないかな、と思っていましたけど。先頭打者としてチームの流れを戻せるような仕事はしたいと思ってたので、結果的に抜けてくれていい打席になった」 ―登場曲を変えたのは気分転換か 「特にはないですね。フィーリングがいいということで選ばせていただきました」 ―WSといえば2009年の松井秀喜さんがヤンキースでMVP。当時中学生だったと思うが 「試合を生で見てはいないですね。もちろんMVPを取られたのは知っていますし、ハイライトみたいなのは何回も見たことはありますけど生では見てなかったですかね」 ―そのヤンキースとやる 「素晴らしいチームだし強いチーム。自分たちの野球をまずはしっかりと。まあ、きょうは喜んでいいと思うので、また切り替えて、アウェーもアウェーで盛り上がると思いますし、楽しみにしたいと思います」
中日スポーツ