メッツ、終盤のシーソーゲーム制して2年ぶりプレーオフ進出 9回一死からリンドアが値千金の逆転2ラン
● ブレーブス 7-8 メッツ ○ <現地時間9月30日 トゥルイスト・パーク> ニューヨーク・メッツがワイルドカード同率2番手ブレーブスとのダブルヘッダー初戦に逆転勝利。両軍合計23安打の乱打戦に競り勝ち、2年ぶりのプレーオフ進出を決めた。 メッツは3回裏、先発右腕タイラー・メギルが2番アルビーズに10号先制2ランを被弾。6回裏には6番ラウレアーノに11号ソロを浴びた。3点を追う展開となったが、打線はブレーブス先発シュウェレンバックの前に沈黙。7回表終了までわずか3安打に止まった。 8回表、先頭打者タイロン・テイラーが二塁打を放って先発シュウェレンバックを降板させると、相手ブルペン陣を攻略。2番手ヒメネスから3連打で1点差に迫り、前倒しで登板した守護神イグレシアスにはホセ・イグレシアスの同点適時打、マーク・ビエントスの犠飛で逆転に成功。さらに、ブランドン・ニモが23号2ランを叩き込み、3点ビハインドから一気に3点リードを奪った。 しかし直後の8回裏、4番手フィル・メイトンが一死一、二塁とし、守護神エドウィン・ディアスが前倒しで登板。最初の打者を打ち取って二死に追い込みながらも2点差、満塁とピンチを迎えると、2番アルビーズに走者一掃の3点適時打を浴びて痛恨の救援失敗。再び劣勢に立たされた。 それでも1点を追う9回表、元阪神の5番手ピアース・ジョンソンから一死一塁とすると、フランシスコ・リンドアが33号2ランを放ってまたしても逆転。このリードを守護神ディアスが守り抜き、2022年以来のプレーオフ進出を勝ち取った。 今季のメッツは開幕5連敗と躓き、6月2日時点で地区首位フィリーズまで16.5ゲーム差、最大11の借金を背負って地区4位と低迷していた。しかし、翌3日からオールスターゲームまでの36試合で25勝11敗と巻き返しを見せると、9月上旬には今季最長の9連勝で地区2位に浮上。9月月間で30球団トップの17勝8敗と快進撃を続け、熾烈なワイルドカード争いを制した。
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