【センスあふれる古牧ゆかりさんのおもてなし】ディナーはタジン鍋で簡単おいしく会話も弾む!
訪れるたびにセンスのいい器で、お茶やコーヒー、お菓子やフルーツをふるまってくれるスタイリスト古牧ゆかりさん。今回は、そんな古牧さんが、友人と気ままな時間を楽しむおもてなしのテーブルを覗かせてもらった。 【写真】古牧ゆかりさんのおもてなし「友人と楽しむ時間」 「おもてなしをがんばりすぎて空回りしてしまう」という人にも、インスピレーションを与えてくれるはずだ。
小腹を空かせた友人が来た時は、ささっとタジン鍋
時間も忘れてアペロを楽しんでいたらすっかり日も暮れて、小腹が空いてきた……。そんなときは、タジン鍋を使った簡単な料理をふるまうことが多いと古牧さん。テーブルにクロスをかけて、ルーマニアやスコットランド、パリ……と、旅で集めた器やグラスを織り交ぜながら、古牧さんらしさが息づくおもてなしのテーブルがあっという間に整っていく。 「野菜たっぷりのヘルシーな蒸し料理を簡単に作れるタジン鍋は、普段の食事でも愛用しています。使っているのは、『emile henry (エミールアンリ)』のタジン鍋。材料を入れて蒸すだけ、という手軽さはもちろんのこと、このままテーブルに出せるのがとっても便利。それに、このとんがり帽子みたいな蓋を開ける瞬間って、みんながわくわくしますし、パフォーマンス性も抜群!おもてなしのテーブルにもぴったりなんです」
今回作ってくれたのは、鱈と野菜の蒸し料理。レモンやトマト、イタリアンパセリと、彩りも鮮やかで、目にも美味しいひと皿だ。 「魚のタジン鍋料理は、以前モロッコのエッサウィラに行った際に、民泊した宿の奥さんに教えてもらいました。今回は、その時教えてもらったレシピをベースに、アサリなどを入れてアレンジしています。 作り方は、オリーブオイルをたっぷりと敷いた鍋に、野菜(じゃがいも、にんじん、トマト、アスパラ)と下味をつけた鱈、それと出汁になるあさりを入れる。そこに、大きめのレモン一個分をギュッと絞り、さらに絞ったレモンもそのまま入れて、スパイス(クミン、ターメリック、パプリカ)、みじん切りにしたパセリとガーリックをひとかけら、塩、胡椒を加えて30分蒸すだけ。出来上がったら、仕上げにイタリアンパセリを添えます。お好みで白ワインを足したり、シメに、リゾットやパスタを作ったりしても美味しいですよ」