【ハイライト動画あり】進化中のコベルコ神戸スティーラーズ、難敵の三菱重工相模原ダイナボアーズに快勝
好調なチーム同士の試合は午後2時30分、ダイナボアーズのホストスタジアムである相模原ギオンスタジアムで、強い風が吹く中、6156人の観客が見守る中キックオフされた。
あえて風下を選んだダイナボーズは、「どれだけ風下で我慢して得点を挙げることができるか」がテーマだった。一方のスティーラーズは「キックに対応して、相手のディフェンスを自分たちでコントールする」ことに焦点を当てて臨んだ。
実行力で上回ったのはスティーラーズだった。前半4分、キックカウンターから攻め込み、日本代表CTB(センター)李承信が抜け出して、最後はNO8ティエナン・コストリー(IPU環太平洋大学出身)が右隅にトライを挙げて5点を先制する。
その後、ダイナボーズも攻め込むが得点に結び付けることはできなかった。すると15分、スティーラーズはラインアウトを起点に、SOガットランドが仕掛けてトライを挙げて、自らゴールを決めて12-0とリードを広げる。
23分、ダイナボーズはボールを継続し、最後はFB小泉怜史がトライし、SOジェームス・グレイソンがゴールを沈めて、5点差に迫る。しかし27分、スティーラーズも反撃し、スクラムを起点に自陣からボールを動かし、最後はSOガットランドが左に大きく展開し、最後は途中出場のCTBマイケル・リトルが押さえて19-7。
さらに36分、スティーラーズは、SOガットランドのキックパスから、最後はFL今村陽良がトライ。さらに38分にはラインアウトから攻撃し、最後はLOワイサケ・ララトゥブア(東海大学出身)が中央にトライを挙げて31-7と大きくリードして折り返した。
後半、風上に立ったダイナボアーズは相手陣奥でアタックを続けるが、なかなか得点を挙げることができない。しかし、スティーラーズは8分、反則の繰り返しによりキャプテンLOレタリックがイエローカードによりシンビン(10分間の途中退室)となる。
数的有利となったダイナボアーズは18分、タップからNO8ヘモポが中央左にねじ込んでトライを挙げて14-31と追い上げる。