【元長野県議は犯人か?】妻殺害事件 あす23日、判決 丸山大輔被告「私ではありません」無罪を主張 犯行を裏付ける直接的な証拠がなく、被告自身も全面否認 判決のポイントを専門家に聞いた
裁判の争点は被告の犯人性、つまり「被告が犯人であるかどうか」。 犯行を裏付ける直接的な証拠がなく、被告自身も全面否認する中、裁判で出た状況証拠や、証人・被告人の発言などから判断しなければならず、裁判員は難しい判断を迫られそうです。 刑事訴訟法に詳しい信州大学経法学部の丸橋昌太郎教授は、「現場の状況」についての判断が判決のポイントになるとみています。 信州大学経法学部・丸橋昌太郎教授: 「犯行現場に行ったかどうかとか、動機というのはあくまで可能性を裏付ける証拠にすぎない。そのこと自体で犯人性を認定できるわけではないので、極めて重要になってくるのは、犯人が被告人である場合でしか説明できないこと。顔見知りの犯行じゃなきゃできなかった点とか、あるいは金庫の位置が分かっていた点だとか、そういったところをどう評価されるのか、これがポイントになるのは間違いありません。この点を裁判員がどう判断されるか、それに尽きると思います」
結審の後、裁判官と裁判員は非公開の評議で判決内容を検討してきました。 丸山被告は有罪か無罪か。 判決は12月23日に言い渡されます。
長野放送
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