【ライブレポート】INI、初の単独ドームライブとなった京セラドーム大阪2days公演を完遂!「この11人だから見れた景色」
■「京セラドームに立てて、大きな夢がひとつ叶ったんですけど、INIだったらもっと上のステージに行けると思っています。だって、こんなにも素敵なファンの皆さんがいるからです」(尾崎匠海) 【画像】アンコールでは、飛行船モチーフのフロートに乗って客席へ INIが、2023年11月から開催された全国アリーナツアーの追加公演として、2月24日・25日に初の単独ドーム公演『INI 2ND ARENA LIVE TOUR[READY TO POP!]IN KYOCERA DOME OSAKA』を、京セラドーム大阪にて開催した。 チケットは完売となり、2日間で7万人、ツアー全体で延べ20万人を動員。デビュー3年目で念願のドームという大きな舞台で成功を収め、約3ヵ月かけて全国をツアーを締めくくった。 【ライブレポート】 オープニングでメンバーのシルエットが見え、大きな歓声に包まれると、メンバーの西洸人が「ぶち上がる準備はできてるか!」とライブの醍醐味である煽りを入れ、「SPECTRA」「Rocketeer」をそれぞれロックバージョンで披露。会場を一気に盛り上げる。 暗転し、ブルーの光が降り注ぐなか、「Ay yo」のシャウトとともに2月にリリースしたばかりの2ndアルバム『MATCH UP』に収録されている新曲「MORE」のパフォーマンスを初披露。 続いてのブロックでは、メンバーの藤牧京介と池崎理人(「崎」は、たつさきが正式表記)が作詞に参加したR&B曲「Ferris Wheel」をのびやかに歌い上げ、会場がひとつに。続く「We Are」ではそれぞれのメンバーのイメージでデコレーションが施されたキックボードで、ステージを縦横無尽に移動しながら、楽しげに歌う様子が見られた。 その後、「Runaway」「STRIDE」では観客全員と合唱する場面も。しっとりとハーモニーを奏でる「Mirror」を歌い上げると会場からは拍手が沸き起こり、一体感が増したあとは、5thシングルのタイトル曲「HANA_花」を披露。ステージの大きなLEDだけでなく、メンバーが立つセンターステージの足元にも花が映し出され、まるで花畑の中で歌っているかのようなステージとなった。 続くステージでは、2ndアルバムのタイトル曲「LEGIT」を、アリーナツアーとは異なる新衣装を纏い、迫力満点のパフォーマンスを披露。『STREET WOMAN FIGHTER2』OST参加曲「Busterz」を荒々しいギターに合わせたワイルドなダンスでさらに会場全体を沸かせ、「DROP」を始めとした約7分間に及ぶダンスメドレーで観客を圧倒した。 また、田島将吾と高塚大夢(「高」は、はしごだかが正式表記)が作詞に参加した「Dirty Shoes Swag」では、曲名にちなんでスニーカーを吊るしたサイクルに乗り登場。外周を周りながら客席に向けて手を振るなど、近距離で観客に笑顔を届けるシーンもあった。 その後はアイランドステージと呼ばれる、後ろ側のスタンド席に近いステージに降り立ち多くのファンを盛り上げ、「INItialize」「New Day」やヒット曲「FANFARE」とアップテンポの曲で畳みかけ、ボルテージは最高潮のまま本編の幕を閉じた。 アンコールでは、飛行船モチーフのフロートに乗って登場したメンバー。スタンド席の観客とも目線を合わせながら、「AMAZE ME」「HERO」に加え、INIが結成されたオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』でのテーマ曲「Let Me Fly」を披露すると、グループ結成時から今までを振り返るようなエモーショナルな雰囲気に包まれたところで、メンバーから最後の挨拶が。メンバーが話し始めると、客席にはペンライトで作られた文字でメンバーの名前が浮かび上がる。 尾崎匠海は「これでツアーは終わっちゃうんですけど、こんな景色を見させていただき、皆さん本当にありがとうございます。こうやってINIとして活動していて大変なことはたくさんあるんですけど、メンバーの支えやMINIの支えで僕は楽しく活動できています。そして幸せに過ごせています。京セラドームに立てて、大きな夢がひとつ叶ったんですけど、INIだったらもっと上のステージに行けると思っています。だって、こんなにも素敵なファンの皆さんがいるからです」と感極まりながら、言葉を紡いでMINIに想いを伝えた。 西洸人は「高2からダンスをひとりで初めて、どうやったらもっと上に行けるかとすごく悩んで、そこからいろいろな人に出会って、様々な経験をして、気付いたらきっかけとなるオーディションに出会って、11人のメンバーに出会って、そしてMINIの皆さんに出逢えて、たくさんの人に支えられて僕はドームに立つことができました。これはたくさんの人がいてくれたから、投げ出さずにここまでこれました。なので、皆さんも僕たちに出会ったことを後悔させないよう幸せに導きますので、これからも引き続き、よろしくお願いします。最高!」と感謝を伝える場面も。 リーダーの木村柾哉は、メンバーに対して「お疲れ様、そしてありがとう! この11人だから見れた景色であり、みんなからのプレゼントでもある景色だと思っている」と全員で肩を組み、INIの絆が垣間見える瞬間もあった。 最後に新曲「TELEVISION」歌い上げると、ここでMINIからのメンバーへサプライズがあり、観客の手元には「INIに出逢えて明日が好きになった 奇跡の出会いがINIを導いたんだ」というメッセージが書かれたスローガンが掲げられ、ドーム公演を迎えたINIに祝福のシャワーが降り注いだ。 エンドロール中もアンコールの声が鳴り止むことはなく、ダブルアンコールでは「LEGIT」再歌唱。最後までMINIとの時間を楽しみながら、ダブルアンコールを含む全28曲を見事歌い上げ、大盛況のなか、ツアーの最終公演を締めくくった。 (C)LAPONE Entertainment <セットリスト> ※2月25日公演 ~本編~ 1.SPECTRA 2.Rocketeer 3.MORE 4.Password 5.Shooting Star 6.YOU IN 7.Ferris Wheel 8.We Are 9.Runaway 10.STRIDE 11.Mirror 12.HANA_花 13.10 THINGS 14.LEGIT 15.TAG 16.Busterz 17. メドレー(DROP~BOMBARDA~Dramatic~CALL 119~Dramatic~Cardio~DROP) 18.Dirty Shoes Swag 19.Do What You Like 20.Let’s Escape 21.INItialize 22.New Day 23.FANFARE ~アンコール~ 24.AMAZE ME 25.HERO 26.Let Me Fly 27.TELEVISION ~ダブルアンコール~ 28.LEGIT リリース情報 2024.02.07 ON SALE DIGITAL SINGLE「LEGIT」 2024.02.14 ON SALE ALBUM『MATCH UP』
THE FIRST TIMES編集部