「二刀流」目指したソフトバンク育成がマルチ安打 今季はマルチポジション、野手一本
◆交流戦・ソフトバンク4軍5―0火の国サラマンダーズ(6日、タマスタ筑後) ソフトバンクの育成4年目、桑原秀侍内野手(21)が2安打1打点の活躍でアピールした。 ■古巣対戦で上林が魅せた【動画】 「5番二塁」でフル出場。3回2死一、三塁で真っすぐをはじき返し適時中前打。8回には1死一、二塁で左翼への二塁打を放ち、1打点を挙げた。「最近ちょっとタイミング合わなくて、打ち出すタイミングを少し速くしようと工夫した。今日は自分のスイングできていた」とうなずいた。 昨季までは内野(主に遊撃)と投手の二刀流に取り組んでいたが、今年は野手一本。新たに外野と二塁にも取り組んでいるという。この日も8回から右翼の守備についた。斉藤和巳4軍監督は「(守備は)外野が多いけど、どこを守れてもいい。彼らはどこに可能性があるか分からないので。今のところ、守れる方が上に行ける可能性も広がる部分はある。(桑原も含め選手みんなに)チャレンジさせることができたらと個人的には思っている」と語った。 昨季はファーム非公式戦で野手として126試合に出場し、チーム3位の10本塁打をマーク。「まずは昨年の本塁打数を抜くことと、打率を3割台にする。2軍でも本塁打を打って結果を残すことが目標」。野手一本の挑戦に長打力を磨いていく。 (浜口妙華)
西日本新聞社