【NFL】QBバロウの代わりにブラウニングが先発の役割を担えると自信を示すベンガルズ
シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウが今シーズンの残りを欠場することが決まった時点で、ほとんどの人がベンガルズを優勝候補から外した。しかし、ベンガルズのスタッフは違う見方をしている。QBジェイク・ブラウニングがトレーニングキャンプ中にバックアップの座を勝ち取ったのは、オフェンスの鍵を握っているという自信があったからだ。シーズン第11週のボルティモア・レイブンズとの対戦でブラウニングはバロウの代わりに出場し、ワイドレシーバー(WR)トレントン・アーウィンへの12ヤードパスを成功させ、この自信の片鱗を見せている。
『Cincinnati Enquirer(シンシナティ・エンクワイアラー)』によれば、ベンガルズの攻撃コーディネーター(OC)ブライアン・キャラハンは「ジェイクについて学べることのひとつだ」とコメントし、次のように続けたという。「彼のことを知れば知るほど、彼は恐れていないことが分かるだろう。ボールをしっかりと投げ、正しい場所に届ける自信がある。それが私に大きな自信を与えてくれる。オフェンスにも大きな自信をもたらす」
ブラウニングは前半にタッチダウン2回を挙げたレイブンズのオフェンスに追いつくほどベンガルズのオフェンスを盛り上げることはできなかったが、WRジャマール・チェイスへのタッチダウンパスに終わる見事なタッチダウンドライブで試合を締めくくった。AFC北地区の混戦でベンガルズを浮上させるためには、ブラウニングはこれ以上の活躍を見せなければならないだろう。
ヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは、簡略化されたオフェンスを必要としないほど自信があり、準備万端であるブラウニングを起用することで、ベンガルズにはまだチャンスがあると楽観的に考えている。
「ブラウニングが特別なのは、彼がいかに自信に満ち、落ち着いているかということだと思う」と語るテイラーHCは、こうつけ加えた。「そのおかげで、私はプレーブックにあるすべてのプレーコールができたし、控えの選手が入ってきても簡素化する必要がなかった。それが自信につながった」