有価証券報告書の英文開示支援 PwC Japan監査法人と宝印刷が協業開始
PwC Japan有限責任監査法人と宝印刷は26日、有価証券報告書などの英文開示支援サービス提供に向けて協業を開始すると発表した。第1弾として来年1月から有価証券報告書の「経理の状況」に関し、より分かりやすい英文への翻訳などを提供する「プロフェッショナル・レビュー」サービスを開始する。 プロフェッショナル・レビューでは新基準適用時や日本独自の会計処理方法の英訳箇所などを中心に解説を提供するほか、複数の訳が考えられる場合には海外や先行する事例を踏まえた訳語案も提供する。 東京証券取引所は来年4月から、最上位のプライム市場に上場する企業を対象に決算などの重要な情報の英文開示を義務付ける。海外からさらなる資金を呼び込むのが狙いで、対応しない企業には規則違反として企業名を公表するなどの措置をとる場合があるとしている。