【紅白リハ】25周年のHYが3度目の出場 『366日』で「愛を感じてほしいです」
今年の漢字は「祝」
沖縄出身のバンド・HY(新里英之、名嘉俊、許田信介、仲宗根泉)が28日、大みそかに行われる『第75回NHK紅白歌合戦』のリハーサルに登場。報道陣の取材に応じ、本番への意気込みを語った。 【写真】『第75回NHK紅白歌合戦』の曲順 12年ぶり3度目の紅白出場となるHYは、かなわぬ恋を歌った失恋ソングとして2008年に発表された『366日』を披露する。来年1月には、同曲からインスパイアされた映画『366日』が公開される。 リハーサルを終えた新里は、HYが25周年イヤーを迎えたことを明かし、「25周年の最後にすてきな花が咲かすことができてとてもうれしいです」とコメント。「メンバーと25年やってきた絆も歌を通して届けることができるし、『366日』の深い愛を全国のみんなに届けて、心温まって愛を感じてほしいです」とアピールした。 同曲をメインで歌唱する仲宗根は、「聞いてくれた方からすると、恋愛の曲というイメージが強いと思う。私たちも出た当時は、そういう気持ちで歌っていましたが、16年の間に生活が変わったり、私たちにもいろいろあった」と説明。「3.11震災があって、そこからは被災地で歌う機会があり、恋愛ってどういう感じで歌えばいいか考えることがあった。この歌は、もう二度と会えない人のことを思って歌うことができると思い、そこから恋愛として届けるというより、家族や友情、亡くなった方に対してもいろんな愛があるので、その愛を歌えばいいのだと感じました。紅白もみなさんの魂に届けるような歌い方をしたいと思っています」とメッセージを送った。 名嘉は2024年を振り返り、「テレビの主題歌から始まって、いろんな番組にも出演させていただいた。今年はうるう年ということで、366日目に『366日』を披露できて、紅白のすてきな時間を2025年につなげていきたいです」と宣言。今年の漢字を聞かれると、許田は「祝」という字をあげて、「25周年を走り出しまして、ドラマ、映画、この紅白も決まったのがめでたいので、「祝」がふさわしいのではないでしょうか」と理由を述べた。 今年の紅白歌合戦のテーマは「あなたへの歌」。ひとりひとり、それぞれにそれぞれの「歌」があり、メジャーもマイナーも、国も性別も、時代にもとらわれることなく、他でもない“あなた”へ最高の歌をおくることを目指す。今年の司会はタレントの有吉弘行、俳優の橋本環奈、伊藤沙莉、NHKの鈴木奈穂子アナウンサーが務め、審査員は、漫画『名探偵コナン』の作者である漫画家の青山剛昌氏、お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良、プロ車いすテニス選手の上地結衣、俳優の河合優実、プロスケートボーダーの堀米雄斗、バレリーナの森下洋子、俳優の横浜流星、脚本家の吉田恵里香氏の8人が務める。
ENCOUNT編集部