【解説】「夏の挑戦」東京都知事選挙…蓮舫氏ほか“過去最多”40人以上が立候補表明 小池都知事は12日に出馬表明へ
■40人以上が立候補表明 選挙ポスターの掲示板は足りるのか
藤井キャスター 「そして、この都知事選、2人だけの構図ではなくて、ほかにも多くの人が立候補を表明しているということですが、都庁前の大町さん」 大町怜央キャスター 「はい、都庁前にも『選挙ポスターの掲示板』がすでに設置されています。今回の都知事選、現時点で広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏。元航空幕僚長の田母神俊雄氏など、すでに40人以上が立候補を表明しています」 「ただ、掲示板を見てみますと、数字が1から30までしかないように見えます。これだと全員分のポスターを貼れないのではないかと思いますが、実は枠線の途中に小さい数字も振られています。小さい数字を見ると、『48』が最も大きい数字になっています」 「東京都の選挙管理委員会によると、今回は立候補者が増えそうだということで、あらかじめ48人までポスターを貼れるように枠を増やしたということです。ただ、選挙管理委員会から立候補に必要な書類を受け取った人は『68人』となっていて、この全員が立候補するかはわかりませんが、立候補者数は過去最多となる可能性が高いです」 藤井キャスター 「ポスターが貼り切れなかったらどうするんですか?」 大町キャスター 「都の選挙管理委員会によると、『進捗を見ながら考えていく。現状、お話しできるような対応策はないんです』ということだったんですが、告示日までに枠をさらに増設する必要もあるかも知れません」
■“過去最多”の候補者数…小池都知事と蓮舫氏への影響は
藤井キャスター 「立候補者がかなり増える予想になっていますが、増えるとこの2人(小池氏と蓮舫氏)のどちらに有利だとか、影響はあるんでしょうか?」 小栗キャスター 「もちろん、どういう主張の人が立候補するかにもよりますから、必ずしも候補者の人数が増えたからといって、どちらに有利ということはないかと思います。政党の支援を陰に日向に受けていること、それから過去の実績ですとか知名度を考えれば、今のところこの2人を軸とした戦いで、当選ラインは200万票台になるのではという見方が一般的です」 藤井キャスター 「波瑠さんも東京ご出身ですが、どんな東京になってほしいと思っていますか?」 俳優 波瑠さん(『news zero』火曜パートナー) 「特に都心部は便利ですし、人は集まりますけれど、『個』が尊重されてないのかなと感じることがあって、『どうせ自分の一票なんて』という意識にもつながっているのかなと思います。私の周りには結婚して東京からあえて離れるという選択をした人もいて、若い世代が家庭を持ちやすく未来をイメージしやすい東京になってほしいなと思います」 藤井キャスター 「都知事選は来週20日に告示、来月7日に投開票です」 (6月11日放送『news zero』より)