ルヴァン杯準々決勝第2戦へチームの「誰が出ても良い状態」に横浜指揮官が手応え! 飯倉大樹が負傷のGKは“横一線”を強調
第1戦は植中、天野らが躍動
横浜F・マリノスのチーム内で、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられている。 前線の3枚はアンデルソン・ロペス、エウベル、ヤン・マテウスという強力なブラジリアンが絶対的な存在として君臨するなか、9月4日に行なわれた北海道コンサドーレ札幌とのルヴァンカップ準々決勝第1戦(6-1)では、CFで先発した植中朝日が2ゴールをマーク。宮市亮と井上健太の両ウイングもアシストでゴールに絡めば、右ウイングで途中出場した水沼宏太も1ゴール・1アシストと猛アピールした。 【画像】Jがコラボ!国立決戦に横浜F・マリノスマスコット&ちいかわキャラクターが大集結! MFに目を移せば、西村拓真とトップ下のポジションを争う天野純が2得点と存在感を放ち、ボランチでフル出場した山根陸もバランサーとしての役割を全うするなど及第点のプレーを披露した。 最終ラインでは、脳震盪で離脱していたCB渡邊泰基が6月29日のJ1第21節・東京ヴェルディ戦以来の実戦復帰を果たした。また、直近のリーグ戦2試合はメンバー外だったCB上島拓巳も、札幌戦では途中出場ながら改めて対人守備の強さを示した。 そしてGKは、先発した飯倉大樹が好セーブで何度もチームのピンチを救い、飯倉の負傷で後半からピッチに立ち“マリノスデビュー”を飾った寺門陸も、安定したセービングでチームの勝利に貢献した。 こうしたチームの「誰が出ても良い状態」に、横浜のジョン・ハッチンソン監督は手応えを示す。 「とにかく良いメンバーが揃っていて、誰をピックアップしてもおかしくない状況。選手たちの競争心が出ていて、チームは良い状態です」 そのなかで注目されるのは、GKのポジションだろう。6日のトレーニングではポープ・ウィリアム、白坂楓馬、寺門が精力的に汗を流す一方で、飯倉の姿はなかった。8日のルヴァンカップの札幌との第2戦は誰を起用するのか。 ハッチンソン監督は「飯倉は痛みが出て交代しましたけど、数日の経過を見て戻ってきてくれるだろう」としつつ、「ポープも怪我から戻ってきて、良い状態に仕上がってきている。誰が一番手をもぎ取るのかワクワクしている」と正守護神の座は“横一線”だと強調する。 5点のアドバンテージのある横浜は、第2戦でよほどのアクシデントがない限り、次のステージへ進めるだろう。それでも「もう一度引き締めて、自分たちが何をしなければいけないのか、ピッチ上で何を表現したいのかに集中して臨みたい」と話す指揮官は、どんなメンバーで臨むのか。大いに注目だ。 取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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