日本海側は冷たい雨や雪 北日本を中心に積雪や路面凍結に注意 晴れる太平洋側も北風冷たい
きょう(木)は、冬型の気圧配置となって上空にこの時季としては強い寒気が流れ込む。日本海側を中心に冷たい雨や雪が降り、北日本では平地でも積雪となる所がある見込み。東日本の山沿いも積雪や路面の凍結に注意が必要だ。晴れ間の出る太平洋側も、北風が冷たい一日となりそうだ。
北日本や山沿いでは積雪も
日本付近は一時的に冬型の気圧配置となって、上空に強い寒気が流れ込む見込み。日本海からは雪雲が流れ込んでいて、けさにかけては、釧路、函館、室蘭でも初雪の発表があった。午前4時現在、札幌も1センチ、青森県の酸ヶ湯では7センチの積雪となっている。
このあとも日本海側は雲が広がりやすく、山陰から北の日本海側は冷たい雨や雪が降る見込み。北海道や東北北部では平地でも雪の積もる所がありそうだ。山陰から北陸は次第に雨の範囲が狭くなるものの、北日本の日本海側を中心に午後も雪や雨が降りやすく、上空の高い所にさらに強い寒気が流れ込む北海道では雪の降り方が強まる所もありそうだ。今シーズン初めての本格的な雪となる所もあるため、路面状況の悪化に気をつけたい。北陸や関東甲信の山沿いでも雪の降る所がある見込み。また、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要となる。
関東から西は太平洋側を中心に晴れ間が出るものの、各地で強い北風に注意が必要だ。また、沖縄は湿った空気の影響で、午後は広い範囲で雨となる見込み。沖縄も強い風や高波に注意が必要となる。
太平洋側 晴れても北風冷たい 日本海側は気温上がらず
日中の気温は全国的にきのう(水)より低く、雪が降る札幌は最高気温が5℃と、日中も上がらず寒い一日となりそうだ。仙台も11℃、金沢も14℃など、11月下旬並みの寒さになる見込み。晴れる関東から西も東京で17℃、大阪で16℃、松江で15℃など、20℃に届かない所が多く、北風が冷たい一日となりそうだ。風を通しにくい服装を心がけたい。
あす(金)朝は冷え込み強まる 暖かい服装で
あす(金)は、朝の冷え込みが強まって、東京や名古屋で8℃、岡山で7℃など市街地でも10℃を下回る所が多くなる見込み。今シーズン一番寒い朝となる所が多いため、上着や寝具などは暖かいものを選ぶなどして、体調を崩さないように気をつけたい。雪の所は路面の凍結にも注意が必要だ。 (気象予報士・及川藍)