旨辛グルメが大集合 全国初の「辛メーターストア」が福岡市博多区に!
全国各地の辛くておいしいグルメや関連グッズを集めた専門店「辛(から)メーターストア HAKATA」が、福岡市博多区の複合商業施設・キャナルシティ博多にオープンしました。独自の指標で様々な食べ物の辛さを紹介するアプリ「辛メーター」の初のリアル店舗で、今後、全国の大都市を中心に出店していきたい考えです。 【写真】こだわりが詰まった「辛メーターストア」
江口カン監督が生みの親
オープンは11月29日。キャナルシティのセンターウォーク地下1階にある物販・飲食ゾーン「ラフェスタ」に設けられた約60平方メートルの「旨辛セレクトショップ」です。店内は、辛さをイメージさせる赤を基調にしたデザインで統一。食品や関連グッズなど約500種類をそろえます。 アプリ「辛メーター」は、福岡県出身の映画監督・江口カンさんが発案し、2020年にスタート。宣伝はあまりしていないといいますが、ダウンロード数は9万件を超えているそうです。 映画「めんたいぴりり」やドラマ「サンクチュアリ―聖域―」などで知られる江口監督は、実は辛い食べ物が好き。辛さで人気のカレー店やラーメン店に足を運んだ際などに、「想像を超えてくる辛さで(腹痛などの)『事故』に遭ったり、物足りない辛さに落胆したり、いろいろありました」と振り返ります。 “失敗”を減らしたい――。そんな思いから「店や商品によってまちまちな辛さの表現を、分かりやすく示す『単位』をみんなで作れたら面白いのでは」とアプリを発案。利用者に様々なグルメを評価してもらい、独自の指標「KM(辛メーター)」値で表します。 KM値を参考に、自分の好みの辛さのグルメを探すこともできます。ウェブ版もあり、辛さにまつわる記事などを発信しています。
辛い物への愛がカタチに
今回のリアル店舗は、ラフェスタを運営するOPA(千葉市)の事業開発部ディレクター・前田光次朗さん(35)が辛メーターの利用者だった縁で、実現しました。 2023年秋、前田さんは辛メーターと連携した新たな店をつくることを打診。「最初はそれほど本気とは思っていなかった」という江口監督も、次第に「熱量がすごい。辛い物への『愛』を感じる」と前田さんへ信頼を寄せるようになったそうです。 品ぞろえは、全国の辛メーター利用者に挙げてもらった「推し辛(から)」などを参考に選定しました。辛くておいしいグルメをたたえる「辛・オブ・ザ・イヤー2024」のグランプリに輝いた「辣子鶏(ラーズーチー)」(1.95KM/華豊フード・長崎県南島原市)や、準グランプリの「味な油漬け 辛皇 ホットエンペラー」(2.28KM/ふくや・福岡市)なども扱います。 人気商品とコラボしたポップコーン、Tシャツやステッカーなどのユニークなグッズにも注目です。