危険な暑さ 終わり見えず できる限りの熱中症対策を 屋外ではゲリラ豪雨にも注意
午後ほど雨雲が発達しやすい
地上の気温が上がることで、午後ほど大気の状態が不安定になり、天気が急変するおそれがあります。ゲリラ豪雨と呼ばれる局地的な大雨に注意、警戒が必要です。 明日20日(土)は午後を中心に、沖縄や九州から関東のあちらこちらで雨雲が湧くでしょう。発雷確率は、中国地方から近畿、関東甲信を中心に高くなっていて、雷を伴って激しく降る所もありそうです。道路の冠水や落雷、突風などにご注意ください。 夏休みに入り、山や川など屋外のレジャーを計画されている方も多いと思います。急に黒い雲が近づく、雷の音が聞こえるなど、空の様子に変化があれば、すぐに安全な建物の中などに避難しましょう。
上流のゲリラ豪雨(局地的な大雨)を知るには
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)によって、危険な状態になるのは、自分のいる所に雨雲がかかる場合だけではありません。川の上流でゲリラ豪雨が発生すると、雨が降っていない下流でも、被害が発生する恐れがあります。 上流のゲリラ豪雨を知るポイントは3つ。1つめは、川の水かさが急に増えること、2つめは、川の水が濁ること、3つめは、木の枝などが流されてくることです。また、サイレンはダムを放流する合図なので、川のそばにいて、サイレンを聞いた場合も、必ず川から離れてください。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子