9割以上がNISAに関心。一方で実際に投資をしているのは高収入の人だけ?
老後は年金だけで大丈夫?今のうちから老後の備えを
本記事では、実際の調査データをもとに、資産運用におけるアンケート内容を紹介していきました。 投資をしている9割以上の人が、今年から始まった新NISAに関心を示しており、半数以上の人が実際に始めるつもりと回答しています。 一方で投資をしていない人の場合は関心を示したのは3割程度にとどまる結果に。 また、「公的年金を信用しているかどうか」の調査では、投資をしている人よりも、投資をしていない人のほうが、公的年金を信用していないことがわかりました。 厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均月額は「5万6316円」、厚生年金の平均月額は「14万3973円」となっています。 上記の公的年金の平均額に対して「思っていたよりも少ない」「これだけで生活していけるか不安」と感じた方は、年金以外の備えをしておけると、老後の不安感の解消につながります。 本記事で紹介した新NISAは、老後のための長期的な資産運用に向いている制度のため、早いうちから利用の検討をしてみると良いでしょう。
参考資料
・カネとホンネ調査研究所「【調査レポート】新NISA、歓迎する声と投資どころではない現実」 ・金融庁「新しいNISA」 ・厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」 ・国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
太田 彩子