2012年に殿堂入りしていたウォーカー（左）[写真]=Getty Images

　6月9日（現地時間8日）。元NBA選手のチェット・ウォーカー（元シカゴ・ブルズほか）が84歳で亡くなったとNBA選手会（NBPA）が発表した。 　持ち前のスピードから“ジェット”の愛称で親しまれた201センチ96キロのフォワードは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ（1年目のみ前身のシラキュース・ナショナルズに所属）、ブルズで計13シーズンをプレーし、レギュラーシーズン通算1032試合でキャリア平均32.4分18.2得点7.1リバウンド2.1アシストを記録。 　オールスターに7度選ばれ、2012年にバスケットボール殿堂入りを果たした男は、1966－67シーズンにウィルト・チェンバレンやハル・グリアー、ビリー・カニングハムらとシクサーズでチャンピオンシップも獲得してきた。 　また、ウォーカーはブルズという球団の歴史を通して特別な貢献をし、球団を定義する助けとなった過去の選手たちやコーチ陣、フロントオフィスで尽力した人たちを表彰して称えるリング・オブ・オナーの第1回のメンバーに、マイケル・ジョーダンやスコッティ・ピペン、デニス・ロッドマンらとともに選ばれていた。