5年で12カ国語をマスター、実践した「5つの習慣」 「スマホ設定を学習言語に変える」など常に触れる
文章は紙に書いても、スマホやパソコンで打ち込んでもかまいません(スマホやパソコンで書く場合は、設定でキーボードを追加します)。 書いた文章をSNSに投稿するのもおすすめです。その言語のネイティブが読むかもしれないという緊張感も相まって、よりいっそう正しい文章を書こうと心掛けるようになります。こうした習慣は、上達に直結するでしょう。 短文を書くことに慣れてきたら、次は、もう少し長めの文章を書く練習として、その言語で日記をつけます。最初はなかなか書けないかもしれませんが、続けるうちにライティングへの苦手意識が薄れていくでしょう。
最初は短文だけ、やがては長文にも挑戦と徐々にレベルを上げ、常に「少しだけ努力を要するくらいの負荷」をかけ続けることが、より早い上達のコツです。 ■学習中の言語で趣味を楽しむ たとえば「料理」が趣味なら、学習中の言語で配信されているレシピや料理動画を検索する。仮にスペイン語を学習中だとして「paella receta(パエリア レシピ)」と検索すると、レシピを紹介するWebページや料理動画が山ほど出てきます。
どのような趣味でも同様のことが可能です。スポーツなどでも、たとえば「ゴルフ」が趣味なら、「Cómo mejorar el swing de golf(ゴルフのスイングの上達法)」と検索すると、やはりスペイン語のゴルフ指南サイトや動画がたくさん表示されるという具合です。 私の趣味は、外国の都市の景色や人々の雰囲気を調べることなので、よくYouTubeで旅動画を検索しています。 外国語学習に自分の趣味を持ち込み、その言語で好きなことの情報をインプットするのは、まさに「楽しみながら語学の上達を早めるコツ」といっていいでしょう。
学習の初期段階だと内容を理解するのが難しいと思うので、ある程度の文法の知識がついて、少し長めの文章も理解できるようになってきてからのリーディング、リスニングの上達法としておすすめです。 ■「覚えたこと」を忘れない方法 今まで紹介してきた習慣術は、習得した言語の維持にも役立ちます。 まだまだ先のことのように思えて想像がつかないかもしれませんが、せっかく習得した言語を忘れてしまうのは一番避けたいことでしょう。