舞台「神戸の湊、千年の交々」合同取材会に出席した南野陽子（左）と土田英生

女優の南野陽子（57）が1日、兵庫県西宮市内で行われた舞台「神戸の湊、千年の交々」（12月7日、兵庫県立芸術文化センター　阪急　中ホール）の合同取材会に出席した。 劇作家、土田英生（57）の作・演出で、夫婦（南野、大谷亮介）の会話を軸に、大輪田の泊、兵庫の津、神戸港と変化していく中で暮らしてきた人々の時間をオムニバス形式で描く。 ドラマ「半沢直樹」で役者としての土田と夫婦役で共演した南野は「撮影初日が、こういう並びの記者会見の場面。思い出して緊張しています。最初は黒い衣装を考えていたけど、土田さんも黒だと（ドラマ撮影と）同じになるから、ピンクにしてきました」と笑った。 その共演が縁で2022年、土田の作・演出の朗読劇「アネト」に出演。「『今度はお芝居でやりたい』とおっしゃってくれて、台本を読んだら本当に面白くて、どんどんページをめくるのが早くなっていった。多くの人に見てほしい。（上演が）なぜ1回こっきりなのかってブツブツ言ってるくらい」と唇をとがらせた。 自身は兵庫・伊丹市出身だが、「学校も中学から神戸に通っていて、兵庫県出身が自慢だったりする」そう。神戸の思い出を問われ、「父とのデートが神戸港だった。昔のディズニーの映画とかが来たときだけは、父とドライブで神戸で映画を見て、パフェを食べさせてもらって」と回顧。 土田から「これじゃあ、記事が全部〝父とのデート〟になっちゃう。『吐息でネット。』くらいいい（響き）」と、南野のアイドル時代のヒット曲にかけて突っ込まれて吹き出していた。