盆踊りを牽引する「ロックン河内音頭」の神髄
若い世代と年配者が一体となれる
シンセサイザー1つで、5人分くらいの役割を果たすと言われ、天馬流でシンセサイザーを担当するのは天馬すずめさんだ。 しかも、現在では音頭取りを専門にやっているのは、わずか10名ほどしかおらず、ロックン河内は若い方と年配者が一体となれるので、ファンも多く、異色と言えるだろう。江戸堀の盆踊りでは、25年前から毎年必ず「天馬鈴若&その一味」が音頭取りを務めている。 ──この時期は大忙しですか? 天馬 大阪だけでなく、兵庫や和歌山、神戸など、50か所くらい回ります。暑い日は栄養ドリンクを飲んでやってます。夏に限らず、他にもいろんな祭りやイベントに出演しています。今後も頑張って歌い続けますよ。 日本の文化である盆踊りは、7月、8月をメーンに9月初めまで続く。まさに夏の風物詩だ。これが終わると、秋の装いが漂ってくる。 (文責/フリーライター・北代靖典)