福島・会津出身の松崎巖夫による「日めくりの味」公開、同郷のスタッフ・キャスト集結
福島・会津を舞台にした映画「日めくりの味」が10月4日に福島・イオンシネマ福島、山形・イオンシネマ米沢ほかで公開されることが決定。このたび予告編、ポスタービジュアル、場面写真、スタッフ・キャストのコメントが一挙解禁された。 【動画】福島・会津出身のスタッフとキャストが結集して作った「日めくりの味」予告編はこちら 会津出身の俳優であり、本作が長編初監督作となる松崎巖夫が手がけた「日めくりの味」は、小さなラーメン屋で紡がれる母子の愛の物語。かつては繁盛店だった穂来軒(すいらいけん)は、先代の美穂子から息子の海生(あおい)へと代替わりし、客足が遠のいていた。ある日、1人の女性・彩乃が来店。かつての味を知る彼女に「どうしてもあのラーメンを作っていただきたいんです」と懇願された海生は、母の味を再現しようとする。 虎牙光揮が海生、風詩が彩乃を演じたほか、白羽ゆり、佐野岳、大林素子(友情出演)、石田えりもキャストに名を連ねる。脚本は劇団あおきりみかんの鹿目由紀が執筆した。会津出身の虎牙は「地元の美しい風景や人々の温かさを全国に伝えたいと思っています」、同郷の風詩は「現場の雰囲気はとても温かく、会津人が集まったからこその空気感でした」とコメント。松崎は「一人…また一人と地元の方々とお会いし、自分の想いを伝え、賛同してくださる方が増えていきました」「『会津への愛』『人を想う愛』この『日めくりの味』には様々な愛が詰まっています」とつづっている。 YouTubeで公開された映像には、彩乃が愛する人との思い出の味を回想して涙する場面や、海生が母の味を求めて試作を繰り返す様子が映し出される。場面写真には、海生と彩乃が出会うシーンや、客に愛されていた美穂子の姿が切り取られた。 ※松崎巖夫の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記 ■ 松崎巖夫 コメント 「生まれ故郷の会津で映画を創りたい!」 そう決意したのは、自分が出演させていただいた「八重の桜」の放送を見た時でした。 それから何度も何度も、東京~会津間を行き来しました。 一人…また一人と地元の方々とお会いし、自分の想いを伝え、賛同してくださる方が増えていきました。 構想から公開に至るまで、気が付くと10年の年月が経ちました。 人生の約1/4の時間を費やしたことになります。 亡き母を題材にした今作で私が描きたかったのは「愛」です。 「会津への愛」「人を想う愛」 この「日めくりの味」には様々な愛が詰まっています。 スクリーンからその愛が感じていただけたら、監督としてそれ以上の喜びはありません。 ■ 鹿目由紀 コメント 松崎監督から初めてお話をいただいた時のことをはっきり覚えています。 そのとき監督から受け取ったのは、心からの祈り、願い、叫び、悔やみ、愛、色んなものがもう、ごちゃまぜになった「意志」でした。 会津に生まれ育った者として、ぜひ力になりたいと思いました。 移ろいゆく年月のなか、何度も相談を受け、何度も書き直し、十年の月日が流れ、とうとう実現することになりました。 不器用な息子と、愛にあふれた母の物語。 ぜひご覧ください。 ■ 虎牙光揮 コメント 映画「日めくりの味」で主演を務めさせていただき、大変光栄です。 会津は私の地元であり、幼い頃から慣れ親しんだ場所です。 地元の会津を舞台に、地元の美しい風景や人々の温かさを全国に伝えたいと思っています。 この映画が多くの方の心に響くことを願い、全力で取り組みました。 応援よろしくお願いします。 ■ 風詩 コメント “会津を舞台に映画を作ります”と聞いた時、“私がやりたい”と強く思いました。 会津で産まれ育った私にとって、大好きな会津に携わるお仕事ができることは本当に嬉しかったです。 雪の降る中の撮影でしたが、現場の雰囲気はとても温かく、会津人が集まったからこその空気感でした。 映画初主演でしたが、チームのみんなに支えていただき、魂がこもった作品になったと思います。 沢山の方の心に会津の温かさが届きますように。 (c)あいづ映画実行委員会