「自分が一番だと思ってプレーするのが大事」湘南MF小野瀬康介は“もう一度やりたかった”サイドボランチで輝きを放つか
「1年ぶりの景色だなと思いながらプレーしていました」
湘南ベルマーレは9月22日、J1第31節でセレッソ大阪とホームで対戦し、1-2で敗れた。 【画像】ホーム平塚に集結!最後まで声援で後押しした湘南ベルマーレサポーター! 前節のアルビレックス新潟戦(0-3)で、今季のリーグ戦全試合に出場していたMF池田昌生が負傷(右長内転筋損傷)。迎えたC大阪戦、18番の定位置となっていた右のサイドボランチ(インサイドハーフ)で出番を得たのは、小野瀬康介だった。 小野瀬は昨季の多くのゲームで右のサイドボランチで出場。ただ、今季はC大阪戦までに出場した11試合の大半を、左ウイングバックでプレーしていた。 久々にピッチ中央に陣取った88番は、自身の出来をこう振り返る。 「サイドボランチは、もう一度やりたかったポジション。1年ぶりの景色だなと思いながらプレーしていました。左ウイングバックよりも、持ち味は出しやすいのかなと。個人としても、チームとしても、新潟戦での反省を活かしながら、内容面では改善できた部分も多かったと思います」 ライン間や、時にはアンカー脇まで落ちてボールを引き出し、持ち前のテクニックで局面を打開した小野瀬。ファイナルサードでは豊富なアイデアで攻撃に変化を加えつつ、守備でもハードワークを欠かさなかった。 現在17位と苦しむ湘南。池田の負傷離脱は痛手だが、同ポジションで小野瀬がハイパフォーマンスを見せたのは、今季の残り7試合への好材料と言えるだろう。 小野瀬は次節以降へ向け、次のように意気込む。 「昌生がこのポジションを支えてきたというのは理解していますが、自分が一番だと思ってプレーするのが大事。今日の試合で、自分がこのポジションで出せるメリットは見せられたと思うので、次節以降も続けていきたいです。 昌生も、まだ試合はあるので、よりレベルアップして帰ってきてくれれば、僕もうかうかしていられないし、良い競争が生まれる。怪我のつらさは、今年1年で自分もすごく味わって、キツイのはすごく分かるけど、頑張ってほしいですね」 今季は度重なる怪我の影響で試合に絡めない時期も長かった小野瀬。シーズン終盤で鬱憤を晴らすような活躍に期待したい。 取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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