中小企業勤務、40歳で「年収500万円」ですが、大企業勤務の同級生は「年収700万円」超えでうらやましいです。毎日まじめに働いているのに「不平等」じゃないですか!?
日本は中小企業に支えられているといっても過言ではなく、中小企業で働く労働者は数多くいます。しかし、中には「自分よりも、大企業に就職した友達の方が明らかに稼いでいてうらやましい」と感じる人もいるのではないでしょうか。 本記事では、主に40代の会社員において、企業の規模ごとの平均年収や、大企業の給料が高い理由について解説しています。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの?
給与所得者の平均年収
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は458万円です。全体としての平均は458万円ですが、年代ごとに金額は異なります。年代ごとの平均年収は次のとおりです。 ●19歳以下:124万円 ●20~24歳:273万円 ●25~29歳:389万円 ●30~34歳:425万円 ●35~39歳:462万円 ●40~44歳:491万円 ●45~49歳:521万円 ●50~54歳:537万円 ●55~59歳:546万円 ●60~64歳:441万円 ●65~69歳:342万円 ●70歳以上:298万円 このように、平均年収は多くの会社で定年を迎える60歳くらいまでは増え続け、そこから減少に転じていきます。また、40歳で年収500万円というのは、上記からすると、平均よりも少し多いくらいといえるでしょう。
40代の年収は企業の規模で大きく異なる
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」では、事業所規模別かつ年齢階層別の給与所得者の平均年収も公開しています。40~44歳全体の平均年収は491万円ですが、働く事業所規模別の平均年収は次のとおりです。 ●10人未満:375万円 ●10人以上30人未満:434万円 ●30人以上100人未満:443万円 ●100人以上500人未満:481万円 ●500人以上1000人未満:517万円 ●1000人以上5000人未満:577万円 ●5000人以上:600万円 このように、同じ年齢層でも、勤務する企業の規模が大きくなるほど、平均年収も上がります。もちろん、中には企業の規模が小さくても給料が高い企業や、反対に大企業でもそこまで給料が高くない場合もあるでしょう。とはいえ、全体として、規模が大きい企業に勤める方が、給料は高い傾向にあるといえます。