【巨人】鬼門のマツダで運命の首位攻防3連戦 ヒーロー候補の「頼りになる男」とは
いよいよシーズンも終盤。首位の巨人は9月10日から2位の広島と相手本拠地で3連戦を戦う。 【動画】これぞ主軸の仕事!坂本が中日・柳から値千金の逆転3ランを放ったシーン 大事な初戦を託されるのは復活したエース、菅野智之。5月から「日曜の男」として定着していたが、阿部慎之助監督もここが勝負どころとみて、ローテを変更。今季13勝2敗、防御率「1.66」の成績を誇る右腕がいかに広島打線と向き合うかも注目となる。 打線では今季も1勝4敗(2分け)と鬼門とするマツダスタジアムの戦いでいかにアドバンテージを取れるかが大事となりそうだ。 その点で注目選手の一人はベテランの坂本勇人にもある。マツダを苦手とする選手も多い中、同球場では今季6試合で打率「.370」、3二塁打を記録するなど、相性の良さを示している。 最近はコンディションの影響もあり先発を外れることも増えているが、ここぞの勝負強さを示せるか。チームリーダーが打てばチームも勢いづくとあって、必見の打席となりそうだ。 同じく大きな一発が期待されているのはプロ2年目、売り出し中の若手外野手・浅野翔吾にもある。何といっても浅野のプロ1号は昨年8月18日、同球場で行われた広島戦でマークしたとあって、再びの勝負強さが求められている。8月下旬の昇格後は阪神戦で満塁弾を放つなど勢いを感じさせたが、最近は失速気味とあって、勝負の時期に存在感を示したいところ。 上位打線では再び2番を務める吉川尚輝にも注目だ。9月に入ってから全試合でヒットを放ち、9月打率は「.500」、マツダスタジアムでも「.333」と相性の良さを示す。上位打線としてチャンスメイクやつなぎの役割が期待される中で、勝負強い打撃も目立つとあって、攻守での活躍が期待される。 阿部監督の采配も注目となる。今季はベテラン、若手を融合させて、ここまで勝ち星を積み重ねてきた。4季ぶりのV奪回に向け、いよいよラストスパートとなりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]