出場校で「部員最少」44人でも大学選手権を連覇…「重要なのは選手の自立」東都2部からわずか5年で青学大が躍進した“納得のワケ”
「黄金世代」は秋のドラフトでも要注目
大学選手権決勝の1失点が悪送球とホームベースを空けてしまうボーンヘッドだったことからも分かるように、課題は走攻守それぞれで残る。一方で安藤監督は「勝って反省しようということはよく言っているんです」と、負けて傷を残すのでもなく、勝っても舞い上がるのでもない状況は、よりいっそうの成長に繋がると期待している。 さらに、昨年の常廣羽也斗(広島ドラフト1位指名)や下村海翔(阪神ドラフト1位指名)に続くドラフト上位指名が、西川史礁や佐々木の強打者2人には期待されるなど、華々しい活況は続きそうな気配だ。 かつて、河原井正雄監督のもとで小久保裕紀(ソフトバンク監督)や井口資仁(ロッテ前監督)、石川雅規(ヤクルト)を輩出し一時代を築いた青山学院大は今、その教え子である安藤監督と自立した選手たちのもとで、再び黄金時代を迎えている。
(「令和の野球探訪」高木遊 = 文)
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