これぞZ世代を体現したノートPC! NEC、エモいがテーマの「LAVIE SOL」
NECは11月14日、モバイルノートPCの新シリーズでZ世代をターゲットにした「LAVIE SOL」を発表した。 【もっと写真を見る】
NECは11月14日、モバイルノートPCの新シリーズでZ世代をターゲットにした「LAVIE SOL」を発表した。 Z世代向けと銘打たれている通り、あらゆるところにZ世代、とくに学生の声や要望が反映されているモデルとなっている。 コンセプトは「エモい」で担当者によると、Z世代をターゲットとするため、Z世代自身が街頭インタビューやアンケートなどを通して「生の声」を集め、その要素をモデルに反映しているのだという。 こだわったポイントは複数あるそうだが、筆者が注目したのは「デザイン性」と「バッテリー駆動」だ。 Z世代の生の声を取り入れたデザイン まずは基本的なスペックとして、CPUに第13世代インテルCoreプロセッサー、32GB/16GB/8GBメモリー、2TB/1TB/512GB/256GB SSDのストレージを搭載。ディスプレーは13.3型ワイドのWUXGA(1920×1200)IPS/タッチパネルを採用。 価格はオープンプライス(実売価格はS1375シリーズが21万9750円前後、S1355シリーズが19万7780円前後の見込み)。出荷時期は11月21日を予定している。 インターフェースにはUSB 3.2 Gen2(Type-C)×3とヘッドホンジャック×1、通信規格はWi-Fi 7対応と、標準的で使いやすい性能となっている。製品サイズは301.6×210×14.3mmで重さがおよそ1197g。 しかしLAVIE SOLの最も推すポイントは外見だというのだ。というのも、Z世代によると、中身(スペック)は二の次で、外見こそ重要だというのだ。 LAVIE SOLは、従来のLAVIEノートにはなかった丸みを帯びたデザインが特徴だ。その理由は角ばった機械っぽい外観よりも、丸みを作ったほうが製品への愛着が湧くというZ世代の意見を取り入れているからだという。 またアルミ筐体を採用したスタイリッシュデザインや、底面に通風孔&ネジ穴なし、シリアルナンバーはレーザー刻印とシンプルさを追求したのも、Z世代の声を交えつつ設計した結果だそう。 さらに、Z世代がよく使う機能をショートカットキーにカスタムしているのも注目のポイント。F10にはカメラ、F11にはYouTube、F12には安心チャットボットと、ワンタッチでそれぞれの機能にアクセスできる。 カラーもムーンブラック/プラチナシルバーに加え、柔らかい色が印象的なフェアリーパープルの3色展開。筆者は30代前半だが、「かっこいい」と「かわいい」が両立しているような、これまでのノートPCにはなかった印象をもった。 バッテリーは「2Days/4Years」持続すること 2Days/4Yearsとは「2日持ち、4年つかえる」という意味だ。大学生は一日平均7時間使用するにも関わらず充電環境が少ないとの声があり、LAVIE SOLは14時間のバッテリー駆動を実現したという。 長時間のバッテリー駆動は、自動でバックグラウンド処理などを抑制するスケジュールAIと、ロングバッテリーモードを合わせることで実現している。 また「スマート充電」機能を搭載することで、バッテリー満充電を抑制し、バッテリーの劣化を軽減できるのもポイントだ。大学生4年間、慣れたPCをずっと続けたい、そんな学生を想いを形にしている。 同梱されるACアダプターは、持ち運びしやすいウォールマウント型を採用。荷物が多くなりがちな学生にも嬉しいところだろう。 カスタマイズ性も魅力のひとつ スマートフォンにケースをつけるのは普通の感覚としてあるが、ノートPCにケースを取り付けるのはそこまで主流ではなかった。 LAVIE SOLはcaseplayとコラボして、天板に専用ケースを取り付けられる設計となっている。専用ケースは1000種類以上のラインアップで展開されるそうでcaseplayのサイトにて購入が可能。価格は5980円~。 さらにLAVIE decoをつかって壁紙・アイコン・マウスポインタ―もカスタマイズ可能。自分だけのオリジナルノートPCを作れる。 番組とのコラボも実施 Z世代の声を取り入れたLAVIE SOL、じつはYouTubeで配信されているリアリティーショー「Nontitle」ともコラボ。 LAVIE SOLは「Nontitle PROJECT LAVIE」というスピンオフ番組の中で、企画立案され、作られた製品だという。 プロジェクト参加メンバーは皆、Z世代で、各々がぶつかり合いながらも「まだこの世にない、新しいノートPC」を作っていくという内容だ。 実際のノートPCの制作背景というのは中々見ることができないので、気になったユーザーはこちらも一緒にチェックしてみてはいかがだろう。 文● 市川/ASCII 編集⚫︎ASCII