銃撃犯がすぐそばに...現場近くで身を潜めた女性が撮影した緊迫の映像が話題に、「トラウマ級」との声も
連続して響き渡る銃声──現場付近のドラッグストアで混乱に巻き込まれた女性が体験した恐怖
アメリカの首都ワシントンの街頭で発生した銃撃事件。現場付近のドラッグストアにいて混乱に巻き込まれた女性が、その瞬間の映像を公開した。 【動画】「銃撃犯がすぐそばに」...現場近くで身を潜めた女性が撮影した緊迫の映像 「(ドラッグストア)CVSへ処方薬を受け取りに行ったとき、事件が起こった」ワシントンのノースウェスト(NW)区に住むファンミ・ドスンムは本誌にそう語った。 「行列が長くてもう出ようかと思ったところで、待てと言われた。50発くらいの銃声が聞こえたのはその時だった。大混乱になって、みんなが泣き叫んでいた」 銃撃事件は10月17日午後6時半ごろ、NW区のジョージアアベニューとケベックプレイス付近で発生。女性1人が負傷し、通りに面したCVSの窓ガラスが銃弾で粉々に割れてパニックが広がった。 ドスンムによると、その瞬間のCVS店内は半狂乱で、外で銃撃が起きていると気づかずに店外に逃げ出そうとする客もいたという。 「銃撃がまだ続いていたので、外へ飛び出してから慌てて戻ってくる人もいた。私たちは薬局の奥にいて、何が起きているのか分からなかった」 目撃者によると銃撃は2分ほど続き、客も店員もとっさに身を隠した。「銃撃は2分くらいでやんで、警察が5分以内に現場に到着した。あんなに人通りの多い場所を選んで銃撃するなんて、あまりに見境がない」とドスンムは言う。
銃撃犯は「スキーマスク」を付けていた
ワシントン首都警察は、容疑者や事件について知っていることがあれば警察に連絡してほしいと呼びかけている。 警察によると、銃撃したのはスキーマスクを着けた男と見られ、数発発砲して女性を撃った。女性は6ブロックほど離れた場所で意識のある状態で発見され、病院に搬送されて快方に向かっている。この女性が狙われたのか、無差別の銃撃だったのかについては当局が捜査を続けている。 この事件にドスンムは震え上がった。コンテンツクリエーターとして今回の出来事を共有しようと決め、TikTokに投稿した映像はこれまでに84万回以上再生されている。 映像には、ドスンムがCVSから出るなと言われた瞬間の様子や、粉々になった窓ガラスなどの被害状況、店の外にいる大勢の警官などが映っている。 映像を見たユーザーからは「トラウマ級の映像。あなたが無事でよかった」といったコメントが寄せられた。 店内の人たちの落ち着いた様子に感心したというユーザーは「みんなの落ち着いた様子が印象的だった。全員無事で本当によかった」と書き込んでいる。 今回の事件では警察がすぐに出動した。それでもドスンムはもうあの場所で買い物はしないと言い、「二度と行くことはない」と話している。
アリス・ギブス