<春に駆ける’22センバツ>選手紹介/13 聖光学院・清水道太内野手/只見・山内太喜内野手 /福島
◇白球追う兄に憧れ 聖光学院・清水道太(しみず・みちた)内野手(2年) 特技は書道。習った経験は無いが、書道好きの母の影響で小さい頃から書くことは身近だった。字のうまさが買われ、1年の頃は練習試合などでオーダー表の記入を任された。 兄の源太さんも聖光学院野球部OBだ。中学3年の頃、夏の甲子園直前に行われる壮行試合を見に行った。当時高校3年だった源太さんも含め、気迫を前面に出し、泥だらけになりながら白球を追う先輩たちの姿に引かれて入部を決意した。 対戦したい相手は星稜高校だ。中学時代はいわき松風クラブに所属し、春と秋にいわきを訪れていた星稜中学校野球部と合宿やホームステイを通じて互いの絆を深めた思い出がある。「その時に仲良くなった同世代の選手たちとまた、甲子園で対戦したい」と目を輝かせる。 179センチ、80キロ。内野手。右投げ右打ち。 ◇準々決勝で2安打 只見・山内太喜(やまうち・たいき)内野手(1年) 昨秋の県大会は、二塁で出場していた室井莉空(2年)の救援登板後に二塁を守った。県大会準々決勝はスタメンで右翼手として出場。チームは0-6で敗れ、計6安打に抑えられる中、1人だけ複数安打となる2安打を放つなど全打席出塁し、気を吐いた。 「人としても選手としても素晴らしい」とイチローさん(元大リーガー)に憧れ、現役選手では「守備のステップや軽やかさがかっこいい」と源田壮亮(西武)を好きなプロ野球選手に挙げる。 音楽の授業が好きで、特技は歌うこと。「最近はYOASOBIが好き」。好きな言葉は「人間万事塞翁(さいおう)が馬」。 高校卒業後は「大学に進学し、選択の幅を広げ、どうするか考えたい」と話す。将来の夢は会社経営者だ。=つづく 164センチ、52キロ。内野手、外野手。右投げ右打ち。