急遽、旅行先を変更する人も… 韓国でトコジラミの大量発生“ビンデミック” 年末年始や直行便再開を前に猛威振るう 気になる対策は?
北陸放送
「韓国で問題『トコジラミ』旅の外泊先でも注意を!」 先月27日の山陰放送をはじめ各局で配信されている記事です。 【写真を見る】急遽、旅行先を変更する人も… 韓国でトコジラミの大量発生“ビンデミック” 年末年始や直行便再開を前に猛威振るう 気になる対策は? 夏にも外国人観光客の増加に伴い、国内で被害が急増していることをお伝えしましたが、今、韓国やフランスでもトコジラミが急増しています。 韓国では現地のメディアが、韓国語でトコジラミを意味する「ビンデ」と「パンデミック」を掛け合わせて「ビンデミック」と報じるほど社会問題になっています。地下鉄の車両に高熱の水蒸気を吹きかけて対策しているほか、ソウル市内のホテルには予防作業を実施したことを知らせる市のステッカーが貼られています。 年末には小松~ソウル便の運航再開を控えているほか、正月休みを海外で過ごす人もいらっしゃるでしょうから、気になりますよね。 MRO 石橋弘崇アナウンサー 実際に私の友人も、このトコジラミで韓国への旅行を諦めたという人もいました。 MRO 兵藤遥陽アナウンサー せっかく楽しい年末年始なのに、トコジラミに注意しなければいけないというのは、ちょっと悲しいですよね。 トコジラミはカメムシの仲間で大きさは5ミリ程度。夜行性で夜になると人の血を吸いに活動が活発になるといいます。刺されると患部が赤く腫れ、激しいかゆみを伴います。 トコジラミは屋内にいることが多く、衣類やカバンなどの手荷物に潜んで知らぬ間に家へ運ばれていくほか、郵便物の中に紛れ込むこともあるようです。 ふんが墨汁のようなシミになるのが特徴で、部屋の中などでシミを見つけたらトコジラミがいるサインと考えてください。 ■トコジラミへの対策とは… 害虫などの防除を行っている日本ペストコントロール協会によりますと、繁殖力が強く1日に50個ほどの卵を産むとも言われているほか、市販の殺虫剤が効かないトコジラミが増えているということで、とにかく部屋の中へ持ち込まないことが重要です。 万が一、見つけた場合にできる対策としては、 ▼掃除機で吸い取って、捨てるときはビニールで密封する ▼市販の専用殺虫剤を使う ▼長期間使わないモノはゴミ袋に二重に入れて保管する ▼熱に弱いので81度以上の湯に5分以上つけるなど熱処理をする という対策が有効です。
MRO 兵藤遥陽アナウンサー これから年末年始を迎えますから人の行き来がただでさえ増えるのに、こういったトコジラミに注意というのは心配ですね。 MRO 石橋弘崇アナウンサー 対策としては普通の殺虫剤は効かない場合もあるということですから、専用の殺虫剤ですとか、熱処理で対応すればいいということですね。 日本で大量発生しないことを祈るばかりです。
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