巨人の菅野智之がド軍ベッツと同じ代理人と契約して今オフメジャー挑戦へ…サイヤング賞投手クラスの評価「1年の短期契約で好投手を補強したい球団が興味」
また「トレード・ルーマーズ」は、「今季の18.3%の三振率は、2016年から20年にかけての24.2%よりも低かったが、ベテラン投手として新たな方法で成功を収めている。今季の与四球率2.6%はキャリアベスト。彼の奪三振と四球の比率は6.94で、2016年に次ぐ数字。さらに対戦した608人の打者に対して被本塁打はわずかに6本で被本塁打率は0.99%。これは彼のキャリアの中で最も低い本塁打率であり、2021-23年の2.91%の被本塁打率よりも大幅に低くなっている。さらに菅野は3試合に完投したが、2021年以来、1試合も完投していなかった」と評価。 MLB公式サイトは、2017年のWBC準決勝の米国戦に先発した際の動画を張り付けた上で「菅野は米国チームのメジャーの打者を圧倒した。6回3被安打1失点、6奪三振を記録し、ノーラン・アレナドから3三振、クリスチャン・イェリッチ、ジャンカルロ・スタントン、アダム・ジョーンズからそれぞれ1三振を奪った」と紹介した。 またパッサン記者は、大谷翔平、ダルビッシュ有、山本由伸、田中将大、千賀滉大、前田健太、菊池雄星、今永昇太の名前をあげて「菅野の世代の優秀な選手はほぼ全員がすでにメジャーに移籍している」と付け加えている。 菅野が海外FA権を行使すれば、今オフのFA市場で先発の目玉になるという。 「トレード・ルーマーズ」は「先発投手の市場には、コービン・バーンズ、菊池雄星、マックス・フリード、ジャック・フラハティ、そしてオプトアウトのできるブレイク・スネルなど多くのビッグネームが揃う。菅野の年齢から考えると彼も長期契約を求めていない。短期契約で、トップクラスの先発投手を補強したいチームにとって彼は興味深い選択肢になる可能性がある」と伝えた。バーンズ、スネルは元サイヤング賞の受賞投手だ。 一方でロメロ記者は「いいオファーがなければ日本を離れない。多くの関係者は1年契約+オプション以上にはならないと予想している」との見方を示している。 山本、今永の活躍で、メジャーでの日本投手への評価はまた上がっており、もうすぐ35歳になるという年齢の問題はあるが、短期契約なら、4年前以上の条件がオファーされるかもしれない。 クライマックスシリーズのファイナルステージを控え、そしてその先の日本シリーズでの日本一を狙っている菅野は、すべての戦いが終わった後にどんな決断を下すのだろうか。