【日本代表スタメン案】初陣ベトナム戦は主力温存? 久保建英や冨安健洋を外すのは得策か?
日本代表は14日、AFCアジアカップカタール2023・グループリーグD組第1節でベトナム代表と対戦する。2011年大会以来の優勝へ向けた戦いがいよいよ始まる。その初陣に森保一監督はどのようなメンバーを送り出すのか。ここでは、スタメン案を紹介する。 【画像】日本代表、ベトナム代表戦のスタメン案
●いよいよ日本代表がアジア杯の初陣へ AFCアジアカップカタール2023が現地時間12日に幕を開け、日本代表の初陣も刻一刻と迫っている。歴代最高クラスの選手が揃っているだけに、2011年大会以来となる優勝に向けての期待感は高まるばかりだ。 日本代表はグループリーグでベトナム代表、イラク代表、インドネシア代表と対戦する。この中で最大の難敵となりそうなのが、昨年のガルフカップを制し、FIFAランキングで63位につけるイラク代表だ。彼らと当たる第2節にフルパワーを発揮できるようにと考えるのが自然だろう。 また、冨安健洋や久保建英らが負傷明け間もない状態であることを考えても、アジア杯の初陣となるベトナム代表戦で主力をフル活用するのは得策とは言えない。今回はそうした点を踏まえながら、スタメン案を組んでいきたい。 GKは今大会のファーストチョイス候補である鈴木彩艶でいいだろう。サイズ、身体能力ともに申し分なく、攻撃の流れを作り出すキックやロングスローも光る。ゴール前で頼もしい壁となってくれるはずだ。 右サイドバックは毎熊晟矢に任せたい。今後を見据え、菅原由勢の負担を軽減するためにも、初の大舞台でどこまで力を示すことができるか早い段階で見極めておく必要がある。左サイドバックは伊藤洋輝。カタールワールドカップや昨年のドイツ代表戦を経験した同選手なら大きな不安はない。 センターバックコンビは東京五輪世代の2人、板倉滉と町田浩樹を推薦する。板倉は言わずもがな、ここ最近の町田の成長ぶりは実に頼もしい。まだ両者はA代表でCBコンビを組んだことがないが、決して強豪とは言えないベトナム代表相手に大崩れする心配はほとんどないはずだ。 ●Jリーグ組に期待 ダブルボランチの一角には守田英正。森保ジャパンを長く支えてきた主力選手の1人であり、今大会における優勝のカギを握る1人と言っても過言ではない。 その相棒には鹿島アントラーズの佐野海舟を推薦する。日本代表デビュー戦となったワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー代表戦、そして元日に行われたタイ代表との親善試合で見せたパフォーマンスはいずれも素晴らしく、“ひとまず”アジアのレベルで問題なく通用することを証明した。ボールを奪い切る強さと上手さ、そして前に運んでいくダイナミックなプレーをベトナム代表戦でも示してほしい。 2列目には同じリーグで活躍する3人を並べたい。 右サイドは昨年の活動でゴールとアシストを量産した伊東純也。いま森保ジャパンで最も恐ろしい存在と言っても過言ではなく、その爆発的スピードと得点に直結するプレー精度の高さは間違いなくベトナム代表にとっても脅威となる。 三笘薫が離脱中の左サイドは中村敬斗。決定力の高さは今メンバー屈指のものがあり、日本代表ではここまで5試合で5得点と勢いが止まらない。ベトナム代表戦では右の伊東で崩し左の中村で仕留めるというスタッド・ランス“コンビ”の流れを見たいところだ。 そしてトップ下は南野拓実。同選手は4年前のアジア杯も経験しているが、その時は1ゴールを奪うに留まり優勝も逃した。今大会は悔しさをバネに、初戦からゴールを奪い量産態勢に入ることができるか。 1トップは細谷真大を抜擢。まず守備からゲームに入ることが予想されるベトナム代表相手には、裏への抜け出しに強みを持つタイプより、ボールを収め周りを活かすことができるタイプのFWが有効だ。上田綺世はそのベストな人材だが、コンディション面に不安があるため、スピードも相手を背負いながらプレーできるパワーもある万能型の細谷が今回は先発に相応しいだろう。
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