福岡管区気象台は28日朝、鹿児島県に台風の接近に伴う特別警報を出す可能性があると発表しました。非常に強い台風10号は福岡県に30日に最も接近する見通しです。 福岡管区気象台は28日朝、臨時の会見を開き、台風10号の九州南部への接近に伴い、鹿児島県に28日昼ごろ、暴風・波浪・高潮の特別警報を出す可能性があると発表しました。 また、九州北部では28日夜から29日夜にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険性が急激に高まる可能性があるということです。 台風10号は現在、鹿児島県奄美市付近を非常に強い勢力でゆっくりと進み、30日に福岡県に最接近し、九州に上陸する見通しです。 台風の接近に備え28日、福岡県豊前市の漁港では船を岸壁に固定する作業が行われていました。 気象台は、暴風が吹き始める前に避難を完了するように呼びかけています。