1970年代に製造 新紙幣への対応どころか専門の修理業者はもういない「レトロ自販機」の聖地では
山口県山口市の長沢ガーデンでは新紙幣発行の前日、券売機の機械の一部を交換しました。新紙幣に対応するには紙幣を読み取る部分と、紙幣が出るおつりの取り出し口、両方を新しいものに交換する必要があります。 【写真を見る】1970年代に製造 新紙幣への対応どころか専門の修理業者はもういない「レトロ自販機」の聖地では 今回は、取り出し口のみ交換しました。 券売機の機械の交換業者は 「一度メーカーさんに送り返してプログラムを新しく入れ替えてもらったと同時に送っていただいた上で両方換えて、本体は完了すると」 来週中には読み取り部分を交換し、券売機の新紙幣対応が完了します。交換業者が対応に追われていて、新紙幣の発行初日には間に合いませんでした。 部品の交換には数万円の費用が必要になるので、両替機は新紙幣に対応させず、店員が直接両替することにしています。 長沢ガーデン竹内和恵さん 「(新紙幣対応済みのレストランと)出来れば一緒にやりかえたかったなっていうのが本当のところですね」 また飲料などの自動販売機は、メーカーがそれぞれ行います。 多くの人に愛されているうどんとそばの自動販売機、新紙幣と新500円玉は使えませんが、このまま変わらず、この場所で活躍するということです。 長沢ガーデンの名物といえば、うどんの自動販売機。 1970年代に製造されたもので、新紙幣への対応どころか専門の修理業者はもういません。 店では当時のまま、末永く活躍してほしいということです。
テレビ山口