勢いに乗る星稜に大垣日大が挑む センバツ27日の見どころ
第94回選抜高校野球大会は、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で紫紺の優勝旗をかけた熱戦が繰り広げられている。第8日の27日は2回戦2試合が行われる予定で、ベスト8が出そろう。 【全試合あります! 球児の熱い戦いを号外で】 複数の選手が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受けた広島商の辞退に伴い、第3試合で対戦予定だった大阪桐蔭は不戦勝となった。2試合の見どころを紹介する。(時間は試合開始予定) ◇星稜(石川)vs大垣日大(岐阜)=9時 初戦で強豪に競り勝った星稜に勢いがある。決勝点を巧みな走塁で挙げた細かな個人戦術まで完成度が高い。初戦で無安打に終わった4番・若狭が奮起すれば打線全体も元気が出てくる。負ければ林監督のラストゲームとなるため士気が高いのもプラス要因だ。接戦に持ち込みたい大垣日大は阪口監督の投手起用がポイントになる。初戦で18奪三振完投した左腕・五島の連続先発か、登板のなかった速球派の山田渓太から入るか。継投策を取るだろうが、タイミングを誤れば早い段階で流れを失いかねない。 ◇市和歌山vs明秀日立(茨城)=11時半 打力に勝る明秀日立に若干の分がある。対する市和歌山は中2日での先発が予想される米田の状態がカギだ。明秀日立は、初戦で2桁安打を放ち打線が活発。特に下位に控える佐藤は二塁打2本を含む3安打2打点と好調だ。市和歌山の米田は23日の初戦で153球を投じており、どれだけ回復しているか。最速149キロの速球に頼らず、変化球をうまく使って球数を減らしたいところ。2番手以下は実戦経験に乏しいため、米田が長いイニングを投げて、試合を作る必要がある。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。