40代教諭、授業中に体罰 教科書忘れた生徒の額をマーカーで突く 教諭「コミュニケーションの一環」 鹿児島市
鹿児島市の鹿児島情報高校で今月10日、40代男性教諭が授業中に2年生の男子生徒の額をホワイトボード用のマーカーで突き、擦り傷を負わせていたことが17日分かった。学校は教諭を翌日から自宅謹慎としており、今後処分する方針。 「先生をイライラさせたいの?」「泣くんだったら出て行って」 手やペンでたたかれた児童も 鹿児島県教委が女性教諭を懲戒処分
同校によると、教諭は授業開始後に教室後方の棚に教科書を取りに行った生徒を口頭で注意。教科書を忘れていたことが分かり、キャップをしたマーカーで額を突いた。周りの生徒が血がにじんでいるのに気付いた。男子生徒はそのまま授業を受けた。 学校側は被害生徒と保護者に謝罪し、県学事法制課に報告。全校に聞き取りし、別の男子生徒1人も同様の体罰を受けていたことも発覚した。教諭は「コミュニケーションの一環だった」と説明したという。栗毛野信一副校長は「体罰はだめだと繰り返し指導してきた中で起きたのは遺憾。二度とないよう全力を尽くす」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島