豊ノ島が琴桜、豊昇龍、大の里と対戦したら… 湊川親方が指摘「いちばん、やりやすいのは」
大相撲の元関脇でタレントの豊ノ島(41)が28日までに自身のYouTubeチャンネル「豊ノ島のお相撲ちゃん」を更新。ゲストに元大関・貴景勝の湊川親方を迎えた。 琴桜、豊昇龍、大の里の3大関に湊川親方は「みんな横綱になってほしい。みんな横綱を狙える」と活躍を期待した。ここから湊川親方が豊ノ島に「誰がいちばん、やりにくいですかね」と対戦シミュレーションを持ちかけた。「うーん…」と考え込む豊ノ島に対し、湊川親方が「(豊ノ島が)いちばん、やりやすいのは大の里関だと思う。たぶん(右差し狙いの大の里に対し)差し勝つので」と水を向けると、豊ノ島は「俺は中に入れるかなあ。あとは(相手の)圧力を(こらえて)残して(土俵際の)逆転技で。肩すかしか、左のすくい投げとかできるかなあ。今、考えたけど」と応じた。 続いて琴桜と豊ノ島が対戦したケースに移り、湊川親方は「琴桜関の懐に入るのは難しい。差し身がうまいので。差し身がうまい者同士が対戦すると、どうなるんですか。僕は全然わからなくて」と突き押し得意らしい質問を発した。豊ノ島は「意地の“差し合い”になる。差さないと相撲にならないから。しかも(琴桜は)腰が重いでしょ。(対戦したら)嫌だろうなあ」と想像した。湊川親方は「押し込んでいっても(琴桜は)土俵際で小技もあるでしょ。体勢を入れ替えたり、肩越し(の上手)で出したりとか。あれがやっかいだなあと現役の時は思っていました」と対応力の高さを指摘した。 そして豊昇龍と豊ノ島が対戦した場合について。豊ノ島は「中に入っても懐が深いもんねえ」と切り出すと、湊川親方は「投げがありますからねえ」と応じた。豊昇龍は足技もからめた右下手投げなど高い身体能力を生かした取り口が特徴だ。ここで豊ノ島は「琴桜、豊昇龍とは対戦があるから…」と話した。琴桜には幕下だった18年春場所は押し出しで勝ち、十両だった19年九州場所は肩すかしで敗れている。豊昇龍にはどちらも十両で対戦し、19年九州場所は上手投げ、20年初場所は下手投げで敗れた。豊ノ島は「(豊昇龍には)中に入るのは入れたけど(現役生活の)晩年だし、投げについていけなかった。振り回された」と振り返る。さらに「若い時なら逆にいけたかなと思う。投げが来た時に(投げを)食うか、そのまま腰を当てて(体を寄せて圧力を加えて)いけたか」とイチかバチかで勝機を見いだす可能性があることを主張した。 「だから琴桜がいちばん、やりにくいかも。こう考えると勝てる感じが…」と最も勝機を見つけにくい相手として琴桜を挙げた。湊川親方は「現役終盤にだけ対戦した力士とは自分がいちばん、いい時に対戦してみたかったとか、ありますか?」と問いかけると、豊ノ島は「やりたい、やりたい」と大きくうなずいた。 動画では他に、焼肉にこだわりが強い湊川親方がオススメする店なども紹介している。