「打球が弱いんだよね。だから抜けない」 西武・渡辺久信監督代行が指摘する打線低迷の一因 交流戦11試合で計18得点
◆日本生命セ・パ交流戦 阪神4―1西武(8日、甲子園) 西武に明るい兆しが見えてこない。6連敗で今季ワーストを更新する借金20。交流戦の勝率も3割を切り、阪神に抜かれて最下位に転落した。これで今季56試合目で38敗と、シーズンに換算すれば97敗ペース。球団ワーストは1971年、前身の西鉄時代の84敗(38勝)だから、屈辱的な負けっぷりが続いている。 ■「これはバレない!」人気女性タレントがお忍びで西武戦観戦【写真】 この日を含め、交流戦11試合で、チームの総得点は「18」と、貧打の泥沼から抜け出せない。主砲の40歳・中村は守備面の不安と疲労で、ナイター明けのデーゲームとなったこの日は休養。「苦肉の策」と指揮官が4番に指名したのは、今季、ヤクルトからトレード移籍してきた25歳の元山だったが、4打数無安打に終わり「機能しませんでしたね」。 打線の組み替えも実らず、阪神ビーズリーの前に4安打。9回の1点で完封を逃れるのがやっとの状態で「打球が弱いんだよね。だから(野手の間を)抜けない。もうちょっと思い切りよく、割り切っていくところはいってほしいですね」と渡辺監督代行は、負の連鎖を断ち切るべく〝心の持ちよう〟も強調した。