マカオLRT横琴線が竣工…年内開業見込み
マカオ政府公共建設局(DSOP)は9月30日、マカオLRT(新交通システム)の「横琴延伸線プロジェクト」について、同日竣工及び検収手続きを終え、運営会社のマカオLRT社へ引き渡しを行ったと発表。 同プロジェクトは2021年4月に着工。既存のタイパ線「蓮花駅」(高架駅)から西へ十字門水道をトンネルで越え、広東省珠海市横琴新区との陸路の玄関口にあたる横琴イミグレーション施設直下の新駅「横琴駅」(地下駅)を結ぶ2駅、全長約2.2キロの路線で、このうちトンネル部が約906メートルとのこと。
同局では、順調に検収と引き渡しを終え、今後は運営会社が試運転を続けるとし、目標としていた(2024年)年内開業の条件が整ったとの見方を示した。 目下、マカオLRTでは路線ネットワークの拡充が進んでおり、昨年(2023年)12月にタイパ線の媽閣駅延伸部が開業したほか、横琴線と同時並行で石排灣線(約1.6キロ)及び東線(約7.65キロ)の建設工事も同時並行で進められている。なお、石排灣線の開業目標時期についても年内とされており、9月1日にタイパ線との接続駅となる「協和医院」駅が先行開業したばかり。