9月6日放送の「徹子の部屋」に出演したカルーセル麻紀さん＝テレビ朝日提供

　タレントのカルーセル麻紀さんが、9月6日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」（テレビ朝日系）に出演した。81歳。性同一性障害特例法で戸籍の変更が認められ、2004年に女性になって今年で20年になる。13センチのハイヒールを履いて、優雅に踊りながらスタジオ入り。 【写真特集】81歳のカルーセル麻紀、エレガントなトレス姿で踊りながら登場

　現在、88歳の姉と2人暮らし。高齢者を狙う「オレオレ詐欺」に遭遇した。ある日、「荷物着いた？」と固定電話にかかってきた。「今日郵便局から荷物送ったんだけど、着いた？」「おかしいな、今日（家に）いた？」と言われ、詐欺を疑って「あんた誰？」と返すと相手は「俺だよ、俺だよ」と返事をしたという。

　カルーセルさんが「俺だよって誰だよ？　あんたちょっとなまってないかい？ あんた、誰だい？」「おかしいのはお前だろうコラ！　お前オレオレ詐欺だろ！　これ、警察につながってるぞ！」と告げると、電話は切れた。以来、電話はかかってこなくなった。

　下水道掃除と自称する人を家に入れて姉に怒られたが、その姉は「屋根が崩れているって業者の人が言うんだけど」。「それは詐欺ですよ」というマネジャーの声でだまされずに済んだ。かつて泥棒に入られたこともあり、近所づきあいをしっかりやっている。犬の散歩をしていると、「麻紀さんお元気そうですね」などとみんなが声を掛けてくれるから楽しいと話した。